RYT200取得後の継続教育(YACEP)を比較検討する前に
全米ヨガアライアンスのRYT200を取得した後、多くのインストラクターが直面するのが「継続教育(YACEP)をどこで、どのように積み重ねるか」という問いです。Yoga Allianceは、RYT資格と会員資格を維持するために、継続教育の受講と会員資格の更新を求めています。資格を取って終わりではなく、学び続けることが登録ヨガティーチャーとしての前提条件になっています。
YACEPとは「Yoga Alliance Continuing Education Provider」の略称で、全米ヨガアライアンスが認定した継続教育プロバイダーが提供するプログラムを指します。RYT200を保有するインストラクターは、3年間で30時間の継続教育を修了する必要があり、そのうち最低10時間はコンタクトアワー(講師との直接的な学習時間)、残り20時間は自己学習で充てることができます。
YACEP認定プログラムを提供するスクールを比較する際の軸を整理し、自分の学習スタイルや目標に合った選択ができるよう、判断材料を提示します。特定のスクールを推奨するものではなく、各スクールの事実情報をもとに読者自身が比較検討できる構成を心がけています。
この記事のポイント
- 全米ヨガアライアンスは、RYT資格維持のために3年で30時間の継続教育(うち最低10時間はコンタクトアワー)を義務付けています
- YACEP認定プログラムを選ぶ際は、学習形式・費用・サポート体制・取得可能な専門分野の4軸で比較することが有効です
- スクールによって対面・オンライン・合宿など受講形式が異なるため、自分のライフスタイルとの相性を最初に確認することが重要です
- OREO YOGA ACADEMYはYACEP認定プロバイダーであり、RYT200取得後の上位資格(RYT500・RPYT85・RCYT95)も同一スクール内で継続して学べる体制を持っています
継続教育の選択は、RYT200取得時のスクール選びとは異なる視点が求められます。すでに基礎を持つインストラクターとして、次のステップで何を深めたいのかを明確にしてから比較を始めることが、遠回りを防ぐ近道です。専門分野(マタニティ・キッズ・上級指導法など)を広げたいのか、それとも現在の指導力を底上げしたいのかによって、最適なプログラムの形は変わってきます。
比較の前提:YACEPプログラムを選ぶ際に確認すべきこと
YACEP認定プログラムを選ぶ際に最初に確認すべきことは、そのプログラムが全米ヨガアライアンスの認定を正式に受けているかどうかです。Yoga Allianceは、RYT credentialの維持には継続教育と会員資格の更新が必要であると明示しており、認定外のプログラムを受講しても継続教育時間として計上されません。スクールの公式サイトや全米ヨガアライアンスのデータベースで認定状況を確認することが出発点になります。
次に、継続教育の目的を整理することが重要です。30時間の要件を満たすことだけを目的にするのか、それとも特定の専門分野(マタニティヨガ・キッズヨガ・解剖学・ヨガ哲学など)を深めることで指導の幅を広げたいのかによって、選ぶべきプログラムの性質が変わります。前者であれば短期間で修了できる単発講座が合理的ですが、後者であれば体系的なカリキュラムを持つ認定プログラム(RPYT85やRCYT95など)を選ぶことで、継続教育時間の取得と専門資格の取得を同時に進める選択肢も生まれます。
また、コンタクトアワーの確保方法も事前に確認が必要です。30時間のうち最低10時間はコンタクトアワーとして認められる必要があり、完全に自己学習だけで要件を満たすことはできません。オンライン形式のプログラムでも、講師とのライブセッションや1対1の実技指導がコンタクトアワーとして認められるかどうかは、プログラムごとに異なります。受講前にスクールへ確認することをお勧めします。
費用面では、Yoga Allianceへの申請料(50ドル)と年会費(65ドル)がコース料金とは別に発生することも念頭に置いてください。スクールの受講料だけで比較を終えると、実際の総費用と乖離が生じる場合があります。
比較軸:4つの視点でスクールを見る
学習形式と受講スタイルの柔軟性
継続教育プログラムを提供するスクールは、オンライン・対面・ハイブリッドと形式が分かれています。すでに指導活動を続けながら学ぶインストラクターにとって、学習形式の柔軟性は選択の重要な軸のひとつです。
OREO YOGA ACADEMYは、RYT200シリーズの動画講義を全20講義・動画28本(1回最大60分程度)の構成で提供しており、24時間いつでも視聴可能で取得期限もありません。卒業後も動画を視聴できる仕組みは、指導準備の復習にも活用できます。実技指導は講師との1対1のLINEマンツーマンセッション形式で、日程は講師と個別に調整できます。
アンダーザライトはオンラインと表参道スタジオ(東京都渋谷区)での対面を組み合わせたハイブリッド形式を採用しています。FIRSTSHIPは新宿・横浜・大阪・福岡の各スタジオ(いずれも駅徒歩数十分以内)への通学とオンラインを組み合わせた形式で、繰り返し受講にも対応しています。OMYOGAは恵比寿・梅田・京都・新潟・バリの各拠点での対面と、オンラインの両方を提供しており、欠席時の録画対応もあります。LIVEWELL INSTITUTEは東京(渋谷スタジオ)に加え、ハワイやバリ島での海外プログラムも展開しています。
費用と支払い方法
各スクールの費用帯は大きく異なります。比較検討の際は、コース料金だけでなく、Yoga Alliance登録費用(申請料50ドル+年会費65ドル)や交通費・宿泊費などの付帯費用も含めた総額で考えることが重要です。
OREO YOGA ACADEMYのRYT200は、オンライン270,000円(税別)・短期集中マンツーマン310,000円(税別)・合宿350,000円〜(税別・宿泊費込・交通費別)の3コースから選べます。クレジットカードであれば最大20回の分割払いが可能で、銀行振込(一括のみ)では5,000円の割引が適用されます。上位資格のRYT500は380,000円(税別)、RPYT85は210,000円(税別)、RCYT95は220,000円(税別)です。
アンダーザライトのRYT200は498,000円(分割:145,000円×複数回)です。FIRSTSHIPは通学578,000円・オンライン+通学428,000円・オンライン338,000円(各コースにLAVA通い放題付きオプション+70,000円あり)です。OMYOGAは対面385,000円(説明会参加で365,000円)・オンライン225,500円(説明会参加で205,500円)です。LIVEWELL INSTITUTEは東京ベーシック199,000円・プレミアム299,000円で、ハワイRYT500は定価824,600円(早割500,600円〜)です。
サポート体制と卒業後の支援
継続教育を積み重ねる過程では、疑問が生じたときにすぐ相談できる環境があるかどうかが、学習の継続に影響します。
OREO YOGA ACADEMYは担当制サポートのもとでLINE・メール・電話での相談に対応しており、毎日開催の1対1オンライン個別説明会(約60分)とインストラクターデビュー支援も提供しています。アンダーザライトは卒業後の無料パス・オーディション・TA制度を整えています。FIRSTSHIPはデビュー保証・繰り返し受講・合格率100%保証制度・卒業生10%OFFを案内しています。OMYOGAは就職対策カリキュラムと再受講制度を設けています。LIVEWELL INSTITUTEは卒業後のRYS300への接続・就労機会の紹介を案内しています。
取得できる専門資格の幅
継続教育の時間を積みながら、同時に専門資格の取得を目指せるかどうかも比較軸のひとつです。YACEP認定プログラムとして、上位資格や専門資格のカリキュラムが継続教育時間に充当できる場合、学習の効率が高まります。
OREO YOGA ACADEMYはRYT200に加え、RYT500・RPYT85(マタニティヨガ・85時間)・RCYT95(キッズヨガ・95時間)・YACEPを同一スクール内で提供しており、ピラティス資格(マット・リフォーマー・コンプリヘンシブ)も取り扱っています。他のスクールについては、各公式サイトで提供プログラムの詳細を確認することをお勧めします。
向いている人:スクールごとの特徴と適性
OREO YOGA ACADEMYが向いている人
動画講義を自分のペースで進めながら、実技指導は講師と1対1で日程を調整したい人に向いています。取得期限がなく、卒業後も動画を視聴できるため、指導活動と並行して学びを深めたいインストラクターにとって負担が少ない設計です。全国出張マンツーマンや合宿リトリートも選べるため、対面での実技確認を重視しつつも通学スタジオが近くにない地方在住者にも選択肢があります。RYT200取得後にRPYT85やRCYT95など専門資格を同一スクールで続けて取得したい人にも適しています。
アンダーザライトが向いている人
東京・表参道スタジオへのアクセスがあり、対面授業の雰囲気の中でヨガを深めたい人に向いています。卒業後の無料パスやオーディション・TA制度など、指導者としてのキャリアを段階的に積み上げる支援を求める人にも適した環境です。
FIRSTSHIPが向いている人
新宿・横浜・大阪・福岡のいずれかのスタジオへ通学できる環境にあり、繰り返し受講やデビュー保証といった手厚い制度のもとで確実にステップアップしたい人に向いています。仕事や子育てとの両立を前提にしながら、通学形式の安心感も得たい人に適しています。
OMYOGAが向いている人
恵比寿・梅田・京都・新潟・バリのいずれかの拠点に通える、あるいはオンラインで学びたい人に向いています。受講資格不問で初心者からでも始められ、欠席時の録画対応や再受講制度があるため、スケジュールが不規則な人にも柔軟に対応できます。
LIVEWELL INSTITUTEが向いている人
ハワイやバリ島での海外研修に関心があり、非日常の環境で集中的に学びたい人に向いています。東京(渋谷スタジオ)での国内受講も可能で、卒業後のRYS300への接続や就労機会の紹介を視野に入れているキャリア志向の人にも適しています。
選び方:自分に合うプログラムを絞り込む3つのステップ
ステップ1:継続教育の目的を言語化する
まず、継続教育を通じて何を達成したいのかを明確にすることから始めてください。「3年で30時間の要件を満たす」という最低限の目標なのか、「マタニティヨガやキッズヨガなど専門分野の資格を取得して指導の幅を広げる」という発展的な目標なのかによって、選ぶべきプログラムの規模と内容が変わります。
たとえば、RPYT85(85時間)やRCYT95(95時間)のような専門資格プログラムは、継続教育時間の要件を大きく上回る学習時間を含んでいます。専門資格の取得と継続教育要件の充足を同時に進めることで、学習の効率を高めることができます。一方で、単発の短期講座を複数組み合わせて30時間を積み上げる方法も選択肢のひとつです。どちらが自分の目標に合っているかを最初に整理することが、選択の精度を高めます。
ステップ2:学習スタイルと生活リズムを照合する
継続教育は一度きりの資格取得と異なり、3年サイクルで繰り返し発生します。そのため、無理なく続けられる学習形式かどうかを慎重に見極めることが重要です。
指導活動と並行して学ぶ場合、動画視聴を中心に自分のペースで進められるオンライン形式は、スケジュールの自由度が高い選択肢です。一方、対面での実技フィードバックを重視するなら、通学スタジオや出張マンツーマン・合宿形式が適しています。通学できるスタジオが近くにあるかどうかも、現実的な選択に影響します。各スクールの対応エリアと自分の居住地・勤務地を照合することを忘れないでください。
ステップ3:費用の総額と支払い方法を確認する
コース料金だけでなく、Yoga Allianceへの申請料(50ドル)と年会費(65ドル)、交通費・宿泊費などの付帯費用も含めた実質的な総額で比較することが大切です。分割払いに対応しているかどうかも、家計への影響を左右します。
OREO YOGA ACADEMYではクレジットカードによる最大20回分割払いに対応しており、銀行振込(一括)では5,000円の割引が適用されます。他のスクールについても、公式サイトや説明会で支払い条件を直接確認することをお勧めします。費用の比較は、同じ条件(税別・税込の別、付帯費用の有無)で揃えて行うことが正確な判断につながります。
また、RYT200取得後に継続教育として上位資格プログラムを受講する場合、同一スクールで学ぶことで担当講師との関係性が継続されるメリットがあります。一方で、異なるスクールで新しい視点を得ることも、指導の幅を広げる手段のひとつです。どちらが自分の学習スタイルに合っているかも、選択の判断材料にしてください。
RYT200取得後の継続教育の選び方についてさらに理解を深めたい方は、ヨガ哲学を日常の指導に重ねる実践法や、RYT500上級資格の全貌を解説した記事も参考になります。資格取得後の学びの方向性を具体的にイメージするうえで、体系的な情報として活用してください。
よくある質問
まとめ
RYT200取得後の継続教育(YACEP)は、資格を維持するための義務であると同時に、指導者としての専門性を深める機会でもあります。全米ヨガアライアンスは3年で30時間の継続教育を求めており、そのうち最低10時間はコンタクトアワーとして確保する必要があります。
スクールを選ぶ際は、①学習形式と受講スタイルの柔軟性、②費用の総額と支払い条件、③サポート体制と卒業後の支援、④取得できる専門資格の幅、という4つの軸で比較することが、自分に合った選択への近道です。各スクールは形式・費用・対応エリア・専門分野においてそれぞれ異なる特徴を持っているため、どれが優れているかではなく、自分の目標と生活リズムに合っているかどうかを基準に判断することが重要です。
OREO YOGA ACADEMYのYACEP認定プログラムや各コースの詳細については、公式サイト(https://oreo.yoga/)および毎日開催の1対1オンライン個別説明会(約60分)で確認できます。他のスクールについても、各公式サイトで最新情報を直接確認したうえで比較検討を進めてください。
比較表
| スクール名 | 価格帯 | 学習形式 | サポート | 対面有無 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| OREO YOGA ACADEMY | 270,000円〜350,000円 | RYT200オンライン、全国出張の短期集中マンツーマン、沖縄・京都・軽井沢の合宿リトリートを案内しています。 | 担当制サポートのもとでLINE・メール・電話相談が可能です。毎日開催の1対1オンライン個別説明会とデビュー支援もあります。 | 全国出張の短期集中マンツーマン、沖縄・京都・軽井沢の合宿、ピラティス対面コースがあります。 | オンライン、短期集中マンツーマン、合宿リトリートから学び方を選びたい人に向いています。 |
| LIVEWELL INSTITUTE | 199,000円〜824,600円 | ハイブリッド(オンライン+対面) | 卒業後RYS300・就労機会・2000名以上の卒業実績 | 東京(渋谷スタジオ)、ハワイ、バリ島。本社:新潟市中央区。 | 海外留学で学びたい方、パッケージ型を希望する方 |
| OMYOGA | 205,500円〜385,000円 | ハイブリッド(オンライン+対面) | 就職対策カリキュラム・再受講制度・欠席時録画対応 | 恵比寿(東京)・梅田(大阪)・京都・新潟・バリ | 初心者OK、妊娠中も可(オンライン)。受講資格不問。 |
| FIRSTSHIP | 338,000円〜648,000円 | ハイブリッド(オンライン+対面) | デビュー保証・繰り返し受講・合格率100%保証制度・卒業生10%OFF | 新宿・横浜・大阪・福岡(駅徒歩5分以内) | 通学でしっかり学びたい方、仕事・子育てと両立したい方、地方在住者 |
| アンダーザライト ヨガスクール | 498,000円〜498,000円 | ハイブリッド(オンライン+対面) | 卒業後無料パス・オーディション・TA制度 | 表参道スタジオ(東京都渋谷区神宮前5-6-4) | 社会人でヨガ講師を目指す初学者、未経験者、副業・転職希望者 |
参考文献
- Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年05月)
- Yoga Alliance RYT200概要 Yoga Alliance(参照日: 2026年05月)
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