YACEP講座の選び方|継続教育の対象と学びたい内容を確認

2026年5月19日

RYT200取得後の継続教育YACEPについて考えるヨガインストラクター

この記事のポイント

  • 1YACEPは講座の受講者が自動的に取得する資格名ではない。
  • 2RYTの継続教育は三年ごとの指導45時間と研修30時間が基準。
  • 3学びたい課題と受講後に試すことを具体化して講座を選ぶ。

RYT200を学び終えると、レッスン中の疑問や、もっと深めたいテーマが具体的になってきます。そこで目にするのが「YACEP講座」という案内です。YACEPは、Yoga Allianceの継続教育を提供する人を示す名称。講座を受けた人が、そのままYACEPになるわけではありません。

継続教育では、登録に必要な学習を行うことと、自分の指導や練習を深めることを重ねて考えます。時間を埋めるためだけに講座を選ぶより、いま答えが欲しい問いを扱う講座を選んだ方が、学んだ内容を日々の実践へ戻しやすくなります。

YACEPは継続教育の提供者を示す

YACEPはYoga Alliance Continuing Education Providerの略です。Yoga Allianceは、解剖学、哲学、倫理、アーサナなどを学べる専門的な教育の提供者として紹介しています。公式の継続教育ページでは、講座・キーワード・提供者名などから探せます。

RYT200やRYT500は、所定のトレーニングなどの要件を満たして申請するヨガ講師の登録区分です。一方、YACEPは教育を提供する側の名称です。RYT200修了後に講座を探す場合は、「自分が取る資格」と考えるより、「誰から、何を学ぶか」を見るための情報として読むと分かりやすくなります。

講座の案内では、提供者名と、どんなテーマを何時間学ぶかを確認します。名称だけで内容のすべてが同じになるわけではなく、短いワークショップも、特定分野をまとまって学ぶ講座もあります。出典:Yoga Alliance 継続教育案内。

継続教育は、指導と学習を三年間で積み重ねる

Yoga Allianceの申請ガイドでは、初回RYT登録から三年ごとに、指導45時間と、教育カテゴリーに関係する研修30時間を含む継続教育が示されています。初回登録前の学習は最初のサイクルへ算入できず、30時間を超えた研修時間も次の三年へ繰り越せません。

たくさん受講すれば後の学習が不要になる、という仕組みではありません。自分のサイクルの期限を知り、指導の記録と、受講した講座の記録を分けて残しておくと整理しやすくなります。出典:Yoga Alliance RYT申請ガイド・継続教育要件(2026年9月8日確認)。

講座を探す前に、登録アカウントで現在の期間と記録済み時間を見ておきましょう。締め切り間際に不足分だけを探すより、これから担当したいクラスや、今の指導で感じている課題に合わせて学習を選べます。

継続教育で解剖学を学ぶヨガインストラクター

いまのレッスンで答えに迷うことから、テーマを選ぶ

継続教育のテーマは、資格名よりも、自分が日々ぶつかる問いから考えると具体的になります。「解剖学を深めたい」なら、何を知りたいのでしょうか。自分と体格の違う人への案内、ある動きが苦手な人への代替、説明に使う言葉など、困る場面は人によって違います。

今の課題講座で見たい内容学習後に試したいこと
声かけが毎回同じになる指導言語、対象者別の説明、実践と講評短い案内を作り、分かりやすさを確かめる
体の違いへの理解を深めたい解剖学、動きの観察、具体例を使う授業自分の説明を見直し、講師へ疑問を返す
哲学を日常やクラスへつなげたい概念の解説と、生活・指導の振り返り身近な出来事を一つの考え方から捉え直す

この表は講座の認定一覧ではなく、学びたい内容を具体化する例です。テーマが決まったら、講座の章立てや授業方法に、その問いを扱う時間があるかを見ます。知識を聞くことが中心か、自分で試してフィードバックを受けるかでも、持ち帰れるものは変わります。

学んだことを、自分のクラスへ取り入れたい

すでにクラスを担当し、OREOでRYT200を学んだSAEさんは、仕事・家事・育児で時間を取りにくい中、オンラインでの受講を選びました。スクールを探すときの思いを、こう話しています。

受講するならしっかりと学びたいと思い色々検索していたところOREOを見つけました。

説明会で丁寧に対応してもらえたことが安心につながり、受講を決めたそうです。動画講義は土台から段階を踏んで進み、自分のクラスへ取り入れたい内容が多かったと振り返っています。知識が増え、少し自信がついたことも、受講後の変化として挙げています。

オンラインセッションでは、Miki先生とAyako先生が質問に向き合い、一緒に考えて答えを出してくれました。一方向に情報を受け取るだけでなく、自分の疑問を話して考える時間があったことが印象に残っています。

学習の先には、大自然の中のカフェの個室で、来てくれる人と楽しみながら自分らしいヨガを伝えたいという思いがありました。次の講座を選ぶときも、「何を学んだか」だけでなく「どこで、誰に、どう使いたいか」を考えると、受講後の練習が見えてきます。

専門家の知識を聞くだけでなく、自分の実践へ戻す

OREOの講師・間宮愛さんは、ヨガ哲学を大切にしながら、マットの上で行うヨガも実践し指導することを重視していると話しています。自分を知り、否定せず受け入れることと、実際に練習を続けることを結び付けた考え方です。

継続教育でも、知った言葉をそのままクラスで使うだけでは、自分の理解は確かめにくいものです。哲学の講座を受けたなら、日常でその考え方を思い出した出来事を書いてみる。指導法なら、短い説明を声に出し、自分の言葉として伝わるか確かめる。小さく試すことで、次に講師へ聞きたいことも生まれます。

講座案内に質問や課題の機会があれば、そこで何を扱えるかが重要です。一般的な質問だけでなく、自分の練習で迷った点を相談できるのか。講座終了後にも質問できる期間があるのか。自分が学びを使うまでの時間も含めて選びましょう。

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YACEP継続教育を経てクラスを指導するヨガインストラクター

録画、ライブ、対面は、参加できる時間から比べる

すでに指導や仕事をしている人は、興味のある講座でも日程が合うとは限りません。録画なら見直しながら学びやすく、ライブならその時間に質問したり参加者の疑問を聞いたりできます。対面なら、同じ場所で実技や観察に取り組めます。

ただし「オンライン」とだけ書かれている場合、録画中心なのかライブ参加が必要なのかは分かりません。参加必須の時間、欠席時の扱い、視聴できる期間を確認すれば、指導予定と両立するか考えられます。

テーマの深い講座ほど、自分で考えたり練習したりする時間も必要です。二時間の講義であっても、受講前後に課題があるかで予定は変わります。講義の時間数だけでスケジュールを埋めず、試して疑問を整理する余裕を残したいところです。

費用は受講料、教材、移動や宿泊が必要な場合の支出を分けます。RYTの会員更新と、個別講座の受講料は別の支払いです。継続教育のたびに、初回登録と同じ申請費が必ず発生するものとして足し直さないようにしましょう。

受講の記録は、講座を終えたときにそろえる

講座を選ぶ際には、受講日、提供者、修了証や受講時間の扱いを確認します。受けた講座が継続教育としてどう記録されるか、申し込み前に分かっていれば、受講後の申告も進めやすくなります。

修了時に受け取った案内や証明書は、他の講座のものと区別して保存しましょう。あとから「どの講師の何時間の授業だったか」を思い出すより、終了した段階で整理する方が確実です。記録方法で迷う場合は、現在のYoga Allianceの案内と提供者からの説明を照合します。

同時に、自分のための学習メモには「次のクラスで試したいこと」を一つ残しておくと役立ちます。登録に必要な記録と、日々の実践へ戻すメモを両方持つことで、受講が書類だけで終わらなくなります。

時間を満たすだけでなく、次の指導に持ち帰る

YACEP講座を選ぶときは、提供者の情報、学ぶテーマ、受講形式、継続教育としての記録を押さえたうえで、自分が解決したい課題と結び付けましょう。修了後に何を試すかまでイメージできれば、同じ学習時間でも使い方が変わります。

基礎の復習から見直したい人にはヨガ資格を持つ人の学び直し、追加課程に進むか迷う人にはRYT200とRYT500の違いも参考になります。

参考情報

制度はYoga Alliance 継続教育とRYT申請ガイドを2026年9月8日に確認。受講経験はALIGN保有のOREO「SAE」インタビュー、指導方針は間宮愛の講師プロフィールより。

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講師プロフィール

MAYU

MAYU

ヨガインストラクター

Profile

ウェルネスに関心を持ち、はじめたヨガ。練習やレッスンを通じて心と身体のバランスが取れ自分や周りのことについて深く向き合うことができるようになりました。慌ただしい日々の生活に自由な時間を見つけ、心の底から笑ったり自分らしくいられる空間をシェアしていきたいです!

Certifications
  • •全米ヨガアライアンスRYT200
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