適応障害を発症し、思うように動けない日々の中でヨガと出会った楓さんは、やがてRYT200の取得を目指すことになります。「もっと深く知りたい」という純粋な気持ちが、シークエンス!でのオンライン学習へと背中を押しました。動画1本を3時間かけて受講するほどの熱量で学び続けた楓さんの歩みは、ヨガを「正しくこなすもの」ではなく「自分の内側を観察するもの」として捉え直す、静かで確かな変化の記録でもあります。
この記事のポイント
- 適応障害の療養中でも、完全オンライン・アーカイブ配信形式であれば自分のペースでRYT200の学習を進められます。
- 1回30分の動画に3時間を費やすほど深く学べるのは、対面では難しいオンライン学習ならではの強みです。
- ヨガの学びは「正しいポーズを習得すること」より「今の自分の状態に気づくこと」から始まり、それが日常生活の質を変えていきます。
シークエンス!とは?ヨガ資格を取得できるオンラインスクール
シークエンス!(シークエンスヨガアカデミー)は、全米ヨガアライアンス認定校として、RYT200・RYT500などのヨガ資格取得を目指せるスクールです。運営はチェルシー株式会社(東京都渋谷区)で、完全オンラインから東京スタジオでの通学、沖縄合宿まで、複数の受講形式を用意しています。RYT200オンラインコースは79,800円(税抜)から受講でき、受講期限の設定がないため、自分のペースで学習を進められます。
全米ヨガアライアンスが定めるRYT200は、ヨガのテクニック・哲学・解剖学・倫理の基礎を学ぶ200時間のトレーニングで、多くの人がヨガ指導者としての第一歩として取得する資格です。資格取得後は継続教育の受講や会員資格の更新が求められるため、学びは資格取得で終わらず、長期的な成長の起点となります。
なぜ楓さんはヨガの資格取得を目指したのか?
適応障害と診断されたとき、楓さんの日常は大きく変わりました。思うように身体を動かせない日々が続く中で、「何か運動をしたい」という気持ちだけは消えませんでした。そこでたどり着いたのが、ヨガでした。
最初は体を動かすことを目的に始めたヨガでしたが、続けるうちに「もっと深く学びたい」という感覚が芽生えてきました。ポーズの意味、呼吸との関係、身体の仕組み。表面的な動きの奥に広がる世界を知るほど、探求心は深まっていきました。その先にあったのが、RYT200の取得という選択肢でした。
ヨガの実践が心身に働きかける理由のひとつに、呼吸のコントロールがあります。意識的な呼吸は自律神経系に直接影響を与え、副交感神経の働きを促すことで、緊張や不安を和らげる作用があります。適応障害の療養中にヨガが「合った」と感じる人が少なくないのは、こうした生理的なメカニズムとも無関係ではありません。楓さんがヨガに引き寄せられていったのも、身体が自然と求めていた感覚だった可能性があります。
シークエンス!を選んだ理由は何だったのか?
スクール選びで楓さんが最初に確認したのは、受講形式でした。適応障害の治療中であることを踏まえ、対面でのスクールに通うことにはまだ抵抗がありました。「完全オンラインで、しかもアーカイブ配信で受講できること」が、シークエンス!を選んだ決め手になりました。
「適応障害の治療中のため、対面での受講にまだ抵抗があり、完全オンラインかつアーカイブ配信であることに魅力を感じ、シークエンス!さんを選びました」
この選択には、身体と心の状態を最優先に考えた楓さんの判断が表れています。「今日は調子が悪い」という日に無理して通学する必要がない。自分のコンディションに合わせて学習の速度を調整できます。そうした柔軟性が、療養中の学びには欠かせない条件でした。
シークエンス!のRYT200オンラインコースは録画講義が中心で、受講期限の設定がありません。LINEでの質問サポートも用意されており、疑問が生じたタイミングで講師やスタッフに相談できる体制が整っています。対面への心理的ハードルが高い時期でも、学びを止めずに続けられる環境がそこにありました。
「身体が安らいでいないとき、心も同じように緊張しています。そういう状態のときに、無理に環境を変えようとすることより、今の自分が安心できる場所から学びを始めることの方がずっと大切です。楓さんがオンラインという形式を選んだのは、ご自身の状態をきちんと観察できていた証拠だと思います。自分のペースで、というのは妥協ではなく、学びを長く続けるための賢明な選択です」
— 間渕 織江(ヨガ・ピラティス講師)
学びの過程で見えてきたもの——動画1本に3時間を費やした理由
受講を始めた楓さんが最初に気づいたのは、自分の学び方の特性でした。「全てをメモしておきたいタイプ」という性格もあり、1回30分の動画を受講するのに、3時間ほどかかることもありました。
「好きなタイミングで、好きなように受講できたので、私には合っていました。全てをメモしておきたいタイプなので、1回30分の動画であっても受講に3時間ほど要しましたが、それくらい熱中して受講することができました。対面のスクールだとそれは難しいと感じています」
動画を止めて、巻き戻して、ノートに書き留めて、また再生する。そのサイクルを繰り返しながら、ひとつひとつの内容を自分の中に落とし込んでいく。対面の授業では、講師の話が進む速度に合わせなければなりません。しかしアーカイブ配信であれば、自分の理解の速度が基準になります。この違いが、楓さんにとっては決定的でした。
ヨガの学習においてこの「自分の速度で理解を深める」プロセスは、特に解剖学や哲学の領域で重要な意味を持ちます。たとえば解剖学では、骨格の構造や筋肉の走行を理解することで、なぜそのポーズが身体に特定の効果をもたらすのかが見えてきます。「正しい形」を外側から覚えるのではなく、身体の内側の仕組みから理解するためには、じっくりと咀嚼する時間が必要です。楓さんが30分の動画に3時間をかけたのは、まさにその深さを求めていたからでしょう。
「それくらい熱中して受講することができました」という言葉には、苦労の色よりも充実の色が濃く滲んでいます。時間がかかることを問題とは捉えず、それだけ深く関われていることの証として受け取っていました。その姿勢そのものが、ヨガの学びと共鳴していました。
ヨガの学びは「正しさ」より「気づき」から始まる
楓さんの学習スタイルを聞いていると、ヨガの本質的な問いと重なる部分があります。「正しくできているか」ではなく「今、自分はどんな状態にあるか」を観察すること。これはヨガ哲学の根幹にある考え方であり、現代の指導現場でも改めて重視されている視点です。
RYT200のカリキュラムには、ヨガのテクニックだけでなく、哲学・解剖学・倫理が含まれています。ポーズの習得だけが目標ではなく、ヨガという実践の背景にある思想や、身体の仕組みへの理解を深めることが求められます。楓さんが動画1本に時間をかけて向き合い続けたのは、その全体像を自分のものにしようとしていたからでもあります。
ヨガ哲学の視点から見ると、「スワディヤーヤ(自己学習・自己観察)」という概念があります。これはヨガの八支則のひとつで、自分自身を深く知ろうとする継続的な探求を指します。楓さんが療養の中でヨガに引き寄せられ、さらに深く学ぼうとした動きは、この実践と自然に重なります。知識を外側から詰め込むのではなく、学びを通じて自分の内側を照らしていく。そのプロセス自体がヨガの実践であると言えます。
「動きの正しさや理想の形を目指すことよりも、まず『今の自分がどんな状態か』に気づいてもらうことを大切にしています。楓さんのように、1本の動画をじっくり時間をかけて受講するスタイルは、まさにその気づきを丁寧に積み重ねていく学び方です。できなくてもOK、時間がかかってもOK。挑戦しているだけで、それはすでに十分な一歩です」
— 間渕 織江(ヨガ・ピラティス講師)
RYT200取得後に広がる世界——資格の先にあるもの
RYT200は、ヨガ指導者としてのスタートラインに立つための資格です。全米ヨガアライアンスへの登録には、資格申請料として50ドル、その後は年会費65ドルが必要になります。資格を維持するためには継続教育の受講と会員資格の更新が求められ、学びは取得で完結するものではありません。
シークエンス!では、RYT200取得後にRYT500への進学も可能です。RYT500オンラインコースは169,800円(税抜)で、RYT200取得者を対象としています。PMAマットピラティスやPMAリフォーマーピラティスといった別カテゴリの資格も提供されており、ヨガとピラティスを組み合わせた指導スキルを身につけることもできます。
楓さんにとって、資格取得はゴールではなく、自分の身体と向き合い続けるための地図を手に入れることだった可能性があります。適応障害という経験を経てヨガと出会い、学びを深めていく中で、「正しく動くこと」より「今の自分の状態を観察すること」の大切さを体感として知っていきました。その積み重ねが、指導者としての視点を育てていきます。
ヨガの指導において、解剖学的な知識は単なる理論ではありません。たとえば、生徒が「このポーズで腰が痛い」と訴えたとき、骨盤の傾きや股関節の可動域、体幹の安定性といった視点から原因を探ることができます。その「なぜ」を一緒に見つけていく力が、RYT200の学習を通じて育まれていきます。楓さんが動画の内容を丁寧にメモし続けたのは、そうした「理解の深さ」を自分の中に蓄積しようとしていたからでしょう。
受講前に確認しておきたいこと
シークエンス!のRYT200オンラインコースを検討する際に、事前に把握しておくべき点があります。受講料の支払いはクレジットカードによる一括払いのみで、分割払いには対応していません。また、受講契約を解除した場合、支払済みの受講料は返金されない規約となっています。申し込み前に、公式ページや無料説明会で詳細を確認することをおすすめします。
無料説明会はオンラインで個別(1対1)に実施されており、所要時間は約30分、9時から22時の時間枠で予約できます。受講形式や学習の進め方、自分の状況に合った受講スタイルについて、直接確認できる機会です。楓さんのように「対面への抵抗がある」「自分のペースで進めたい」という状況にある方にとっては、説明会でそのニーズを率直に伝えてみることが、判断の助けになるでしょう。
受講形式は完全オンラインだけでなく、東京スタジオでの対面実技を組み合わせたハイブリッドコース(118,000円・税抜)や、沖縄のサザンビーチホテル&リゾート沖縄を会場とした合宿コース(158,000円・税抜、宿泊費込)も選択できます。自分の状況や学習スタイルに合わせて、最適な形式を選ぶことが大切です。
よくある質問
まとめ——「今の自分」から始める学びの選択
適応障害の療養中という、決して動きやすくはない状況の中で、楓さんはヨガと出会い、さらに深く学ぶ道を選びました。完全オンライン・アーカイブ配信という形式が、その選択を可能にしました。30分の動画に3時間をかけて向き合い続けた学びの密度は、対面の授業では得にくいものだったと言えます。
ヨガの資格取得を考えるとき、「今の自分の状態」を起点に選択肢を考えることが重要です。通学が難しい時期にあるのか、自分のペースで深く学びたいのか、対面での実技指導も経験したいのか。その問いへの答えが、受講形式の選択に直結します。
シークエンス!の詳細や自分に合った受講形式については、公式サイト(https://sequence.yoga/)や無料説明会で確認してみてください。学びを始める前の「もっと知りたい」という気持ちを、まず一歩の行動に変えることが、楓さんの歩みが示す最初のヒントです。
参考文献
- Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年04月)
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