10年続けても「自分には無理」と思っていた。資格取得で変わったこと

2026年3月31日

仕事と両立しながらヨガを実践する女性の朝のルーティン

この記事のポイント

  • 1「残業・出張があるから無理」という思い込みは、取得期限なし・録画視聴型のオンライン形式を選ぶことで解消できる
  • 2アーサナの指導言語をノートに書き起こす学習法が、10年の実践経験を体系的な知識へと変換する転機になった
  • 3オンラインの1対1セッションでも、観察眼のある講師なら身体の癖や重心のズレを読み取り、ポーズの感覚を即座に変えられる
  • 4「昨日できなかったことが今日できる」という小さな成功体験の積み重ねが、ヨガ以外の場面でも焦らず前向きに取り組む思考習慣…
  • 5資格取得後、通っていたスタジオからインストラクターのオファーが届いた背景には、修了証よりも学習過程で積み上げた自己効力…

ヨガを10年以上続けながら、資格取得は「自分には難しい」と思い込んでいた。仕事があるから、残業があるから、出張があるから——そんな言い訳を積み重ねてきた人が、ある日、学びに踏み出した。資格を手にした先に待っていたのは、修了証だけではありませんでした。ヨガと仕事を両立しながら学ぶことで、身体の見方が変わり、自分自身への向き合い方が変わった。そのプロセスを、一人の体験者のストーリーから掘り下げます。

この記事のポイント

  • 仕事と両立しながらRYT200を取得するには、時間に縛られない学習形式を選ぶことが最初の決め手になる
  • 資格取得の過程で得られる変化は修了証だけでなく、身体への理解・哲学的な視点・前向きな思考習慣にまで及ぶ
  • 「できなかったことができるようになる」という感覚の積み重ねが、ヨガ以外の場面でも自己肯定感を底上げする

RYT200とは?ヨガ指導者資格の入口として世界標準の位置づけ

RYT200は、全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance)が認定する200時間のヨガ教師養成資格です。ヨガのテクニック・哲学・解剖学・倫理の基礎を体系的に学ぶ入門資格として位置づけられており、多くの新人インストラクターがこの資格から指導者としての歩みを始めます。国際的な認知度が高く、取得後は世界中のスタジオで通用する資格として知られています。

資格を維持するためには、継続教育の受講と会員資格の更新、そしてYoga AllianceのEthical Commitmentへの遵守が求められます。一度取得して終わりではなく、学び続けることが前提となっている点も、この資格の特徴の一つです。

日本でも取得者が増えている背景には、オンラインや合宿など多様な受講形式の普及があります。仕事を続けながら資格を目指す人にとって、学習スタイルの選択肢が広がったことは、大きな追い風になっています。

なぜ仕事をしながらでも資格取得を目指せるのか?

香織さんがRYT200の取得を意識し始めたのは、ヨガを続けて10年以上が経ったころのことでした。「これまでも資格取得に興味はありましたが、平日仕事をしていることもあり、難しいと思っていました」——その言葉には、多くの働く人が感じる共通の壁が凝縮されています。

残業や出張が不定期に入る仕事環境では、決まった曜日・時間に通学することは現実的ではありません。香織さんが探していたのは、「自分のペースで進められるスクール」でした。オンラインコースを提供するスクールを複数調べた結果、決められた日時に講義が開催される形式が多いことに気づきます。

「OREOさんのように完全にいつでも受講可能な形式が自分には合っていると思ったためです」

OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは、取得期限を設けず自分のペースで受講できる形式を採用しています。録画講義をいつでも視聴できるため、仕事の繁忙期には少しずつ進め、まとまった時間が取れる週末に集中して学ぶ、という使い方ができます。隙間時間を積み重ねる学習スタイルは、不規則な仕事スケジュールを抱える人ほど有効に機能します。

なお、同スクールではオンライン形式のほかに、通学短期集中マンツーマンや沖縄・京都・軽井沢でのリトリート合宿も提供しています。自分の生活スタイルや学習の好みに合わせて形式を選べる点が、多様な働き方をする人に支持される理由の一つです。

学びのプロセスで何が変わったのか?アーサナへの向き合い方の変化

コロナ禍をきっかけに自宅でヨガをする時間が増えた香織さんは、「自分の体のこと、アーサナのことを正しく理解したいと思うようになった」と振り返ります。10年以上ヨガを続けてきた人が、改めて「正しく理解したい」と感じた——この変化は、実践の深まりが知的な探求心を呼び起こす、ヨガ特有のプロセスを示しています。

学習を始めてから取り組んだのは、動画講義を一時停止しながら、講師のセリフをすべてノートに書き起こすという方法でした。

「すべてのアーサナについて、担当講師のセリフを一度すべて文字に書き起こしながら勉強をしていったので、動画の一時停止をしながら納得して進めていくことができました」

この学習法は、単なる視聴より格段に深い理解をもたらします。ヨガの指導言語は、ポーズの形だけでなく、呼吸のタイミング・身体の意識の向け方・内側の感覚への誘導を含んでいます。それを書き起こすという作業は、指導者の言葉の構造を身体に刻み込む行為でもあります。

動画を何度でも見直せる形式は、この学習スタイルと相性が良かったと言えます。「隙間時間を使って少しずつ進めたり、まとまった時間が取れる時は集中して進めたりと自分のペースで無理なく受講できました」という言葉には、働きながら学ぶことへの安堵感が滲んでいます。

「10年以上ヨガを続けてきた方が、改めて『正しく理解したい』と感じる瞬間は、実はとても大切なサインです。長く続けてきたからこそ、感覚だけでなく言語化された知識が欲しくなる。その欲求が芽生えたとき、学びは驚くほど速く深まります。香織さんがアーサナのセリフを書き起こすという方法を自然に選んだのも、その探求心の表れだと思います。自分のペースで、納得しながら進める——それがヨガの学びには一番合っているんです」

— MAYU(ヨガインストラクター)
逆転のポーズに挑戦しながらヨガを深める練習シーン

壁にぶつかった瞬間——オンラインセッションへの不安と転換点

学習が進む中で、香織さんが直面した壁の一つが、オンラインでの1対1セッションへの不安でした。画面越しに指導を受けることへの疑念——「直接アジャストに入ってもらえないオンラインでの1対1セッションに多少不安もあった」という正直な感覚は、オンライン学習を検討する多くの人が抱く共通の疑問でもあります。

その不安が解消されたのは、実際にセッションを受けた瞬間でした。シールシャ・アーサナ(頭立ちのポーズ)を不完全な状態で見てもらったとき、講師からのアドバイスをその場で実践すると、これまでとは違う感覚が身体に生まれました。

「先生からのアドバイスをその場で実践してみると、これまでとは違った新たな感覚を感じることができ、アーサナが格段にやりやすくなりました」

逆転系のポーズは、身体の重心の取り方・体幹の使い方・呼吸のリズムが微妙に絡み合います。指導者が「何を見ているか」によって、アドバイスの精度は大きく変わります。画面越しであっても、観察眼のある指導者であれば、体の傾き・肩の位置・呼吸の止まり方を読み取ることができます。香織さんが体験したのは、まさにその精度の高さでした。

提出したレッスン構成動画や実技卒業テストへのフィードバックレポートについても、「とても細かく驚いた」と感じたといいます。「自分で気づいていなかった癖やポイントに改めて気づくことができた」——この経験は、自己観察の精度を上げるという、指導者として最も重要なスキルの一つを育てる機会になりました。

資格取得を通じて得た変化——「きっと明日は、今日よりうまくいく」という思考の転換

学びの過程で香織さんが気づいたのは、身体的な変化だけではありませんでした。「前まで少しきついと思ったアーサナが楽にできるようになっていたり、バランスが自然とれるようになったり、昨日できなかったことができるようになったり」——そうした小さな成功体験が積み重なるうちに、焦りが薄れていきました。

ヨガの練習では、できないポーズに向き合い続けることが避けられません。その過程で培われるのは、結果への執着を手放す感覚です。ヨガ哲学の概念に「アパリグラハ(不貪)」があります。必要以上のものを求めない、今この瞬間に集中するという姿勢は、練習を通じて身体と心に少しずつ染み込んでいきます。香織さんが「より出来なくても焦らないようになった」と感じたのは、この哲学的な視点が実感として根付いた証とも言えます。

「『きっと明日は、今日よりうまくいく』そんな前向きな考えをヨガ以外にも向けられるようになったのは、アーサナやヨガの哲学の考えを深めることができたからではないかな、と思っています」

この言葉が示すのは、ヨガの学びが練習マットの上だけで完結しないということです。仕事での失敗、思い通りにならない日常——そうした場面に「今日よりうまくいく」という視点を持ち込めるようになったとき、ヨガは生き方の一部になります。

「資格をとれた、それ以上のものを資格取得に向けて過ごした時間から得られたように思います」——この一文が、学びのプロセス全体を象徴しています。修了証は結果の一つに過ぎず、その道のりで積み上げたものの方が、ずっと大きかったということです。

ヨガ資格取得後にインストラクターとして活躍する女性

学びの先に開けた道——インストラクターとしての新たなスタート

資格取得後、香織さんの元に予期せぬ声がかかりました。これまで通っていたパーソナルトレーニングスタジオから、インストラクターとして働いてみないかという誘いです。

「これまででしたら自信がなくてお受けできなかった可能性がありますが、せっかく資格を取得したのだから、という思いも自分の背中を後押しすることになり、挑戦してみることにしました」

この言葉には、学びが自己効力感に与える影響がよく表れています。資格そのものが扉を開いたのではなく、学びの過程で積み上げた「できるようになった」という実感が、一歩を踏み出す勇気を生んだのです。

今後はヨガをベースにしながら、ピラティスや加圧などのメニューも組み合わせた、一人ひとりに合ったプログラムを考えていきたいという展望を持っています。ヨガの学びが、より広い身体づくりへの視野を開いた形です。

「ヨガは特別な人のためのものではない、というのが私の信念です。体が硬くても、運動が苦手でも、忙しくても——自分のペースで大丈夫ですよ、という言葉を私はいつもレッスンで使います。香織さんのように、10年以上続けてきた人が改めて学び直し、そこから指導者への道が開けることがある。ヨガの面白さは、どの段階から始めても、必ず次の扉があることだと思っています」

— MAYU(ヨガインストラクター)

仕事と両立してヨガ資格を目指す前に確認しておきたいこと

RYT200の取得を検討するとき、学習形式の選択は最初の重要な判断です。OREO YOGA ACADEMYでは、オンライン・通学短期集中マンツーマン・合宿(沖縄・京都・軽井沢)の形式を提供しており、自分の生活スタイルに合った方法を選ぶことができます。仕事のスケジュールが不規則な人には、取得期限なしで自分のペースで進められるオンライン形式が選ばれやすい傾向があります。

費用については、RYT200オンラインコースが期間限定で240,000円(税別)から受講できます(通常290,000円)。支払いは銀行振込(一括のみ)またはクレジットカード(1回から最大20回の分割払い)から選択できます。なお、生徒都合による解除の場合、返金制度はありません。申し込み前に公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。

Yoga Allianceへの資格申請には一回50ドルの申請料と、年65ドルの会員費が別途必要です。資格取得後も継続教育を受けながら更新し続けることが、国際的な認定を維持する条件となります。

また、同スクールでは毎日オンライン個別説明会を実施しており、1対1で疑問を解消できます。当日・直前の予約も可能なため、「まず話を聞いてみたい」という段階から活用できます。担当者はRYT200修了者が務めており、学習中・卒業後もLINE・メール・電話でのサポートが続きます。

よくある質問

Q RYT200の取得にかかる費用はどのくらいですか?
OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは240,000円(税別・期間限定価格)です。通学短期集中コースは280,000円、合宿コースは280,000〜420,000円(税別・コースにより異なる)です。別途Yoga Alliance登録料(申請料50ドル、年会費65ドル)がかかります。
Q 支払い方法にはどのような選択肢がありますか?
銀行振込(一括のみ・5,000円割引あり)またはクレジットカード(1回〜20回の分割選択が可能)に対応しています。支払い期限は申込日から1週間以内です。
Q 学習形式はどのようなスタイルですか?
オンライン完結コースのほか、代々木上原校・横浜校での通学短期集中マンツーマンコース、沖縄・京都・軽井沢での合宿コースなど、ライフスタイルに合わせた複数の受講形式を用意しています。
Q 受講期限はありますか?
取得期限は設けられていません。自分のペースで学習を進められます。録画講義は卒業後も視聴可能です。
Q サポート体制はどのようになっていますか?
担任制で、担当者(RYT200修了者)がLINE・メール・電話で講座中から卒業後まで相談に対応します。リードトレーナーとのマンツーマンセッション(60分×3回)も含まれています。

まとめ——学びを始める前に知っておきたい、一番大切なこと

仕事と両立しながらヨガ資格を目指すことへの不安は、多くの場合「時間が作れるか」という一点に集約されます。しかし香織さんの経験が示すように、問題は時間の量よりも学習形式の選択にあります。自分のリズムで進められる環境さえ整えば、10年以上のブランクがあっても、残業が多くても、学びは着実に積み上がります。

そして、資格取得の過程で起きる変化は、修了証の取得にとどまりません。アーサナへの理解が深まり、哲学的な視点が日常に溶け込み、「今日よりうまくいく」という思考が自然に身につく——そのプロセス自体が、学びの本質です。

次の一歩として、まず自分の生活スタイルに合った受講形式を確認することから始めてみてください。OREO YOGA ACADEMYでは毎日個別説明会を開催しており、学習形式・費用・サポート内容について具体的に質問できます。「いつか」を「今」に変えるための情報は、話を聞いてみることで初めて見えてきます。

参考文献

  1. Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年03月)

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監修者

MAYU

MAYU

ヨガインストラクター

Profile

ウェルネスに関心を持ち、はじめたヨガ。練習やレッスンを通じて心と身体のバランスが取れ自分や周りのことについて深く向き合うことができるようになりました。慌ただしい日々の生活に自由な時間を見つけ、心の底から笑ったり自分らしくいられる空間をシェアしていきたいです!

Certifications
  • 全米ヨガアライアンスRYT200

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