マッサージの仕事で人の体をほぐし続けてきた美優さんは、自分自身の体を後回しにしてきた時間の中で、ヨガインストラクターというキャリアの選択肢に出会いました。オンラインで学べる資格があると知ったとき、長年あきらめていた思いが動き出したそうです。ヨガインストラクターのキャリアは、体力や年齢、時間の制約に悩む人にこそ開かれている道だと、美優さんの歩みは教えてくれます。
この記事のポイント
- ヨガインストラクターのキャリアは、休職や長期の時間確保が前提ではなく、仕事と両立しながら築ける選択肢になっています。
- オンラインでの資格取得は、動画の見返しと講師との個別セッションを組み合わせることで、実技への不安を段階的に解消できます。
- 資格取得後のキャリアの方向性は、学びの途中で「誰のために教えるか」という視点が定まることで具体化していきます。
ヨガインストラクターのキャリアとは?資格が開く選択肢
ヨガインストラクターのキャリアとは、全米ヨガアライアンスなどの資格を土台に、レッスンを教える立場として活動範囲を広げていく道のことです。会社員や自営業を続けながら資格を取得し、その後の働き方に組み込む人が少なくありません。
全米ヨガアライアンスのRYT200は、ヨガの技術・哲学・解剖学・倫理の基礎を200時間で学ぶ入門資格で、多くの新人講師がここからキャリアを始めます。基礎資格でありながら、指導に必要な知識を体系的に網羅している点が特徴です。
美優さんが感じていた「資格を取るには休職や長期の時間確保が必要」という思い込みも、こうした前提の変化を知らなかったことが背景にありました。実際には、仕事を続けながら学べる形式が広がっています。
なぜマッサージ業からヨガインストラクターのキャリアを目指したのか
美優さんがヨガと出会ったのは、シタール奏者としての修行をインドで終えた友人に、広場で初めてヨガを教わったときでした。そのときの感覚を、今でも忘れられないと語ります。
「言葉にならない気持ちになった感覚を今でも覚えています」
それから約20年、自宅で自分のためだけに朝のストレッチとして軽いヨガを続けてきました。いつかヨガインストラクターになれたらという思いを抱きながらも、月日は流れていきます。
「ヨガインストラクターの資格を取る=ある1定の時間の確保や休職をしないといけない、という私の勝手なイメージがあり、私には無理だなと思ってあきらめて忘れてしまっていました」
マッサージの仕事でお客様の心身をほぐそうと頑張りすぎるうちに、自分自身の体が疲れていく感覚があったといいます。そんなときにオンラインでヨガの国際ライセンスを取得できることを知り、すぐに学びを決意しました。
「これなら、仕事しながら資格を取れて、その後ヨガで自分もお客様も両方同時に癒せる!そう思ったからです」
数多くのスクールを検索して比較したうえで、最終的にOREO YOGA ACADEMYを選んだ理由を「直感」と表現しつつ、動画を何度も見返せる仕組みや、日程調整のしやすさ、講師とのマンツーマンセッションがある点を挙げています。仕事を続けながら深く学べる環境が、決め手になったようです。
ヨガインストラクターの資格取得、学びの過程はどう進んだのか
学び始めてまず助けになったのは、どう学習を進めればよいかという最初のヒントだったといいます。迷いなく前に進める設計があったことで、学習の土台が整いました。
「動画とテキストを視聴してメモを書き込んだり何度も見返したり、そして実技は先生のインストラクションも書き起こし、実際に練習を重ね、質問したいところを書きためて、zoomでの先生とのマンツーマンセッションに臨む。そのルーティーンがより1層学びを深めてくれました」
動画を巻き戻しながら理解を積み上げ、疑問を溜めておいて個別セッションで解消するというサイクルは、仕事と学びを両立させるうえで大きな支えになったようです。RYT200コースの動画講義は複数の短い講義に分かれており、24時間いつでも視聴できます。仕事の合間や夜の時間に少しずつ進められる仕組みが、こうした学び方を後押ししていると言えます。
印象に残っているのは、ヨガのポーズを解剖学の視点から学べたことでした。
「ヨガのポーズの解剖学視点、軽減法やケガの予防、対処法などもしっかりと学ぶことができました。ヨガインストラクターである以上知っておくべき知識もしっかりと学ぶことができました」
ヨガの指導において解剖学の理解は欠かせません。関節の可動範囲や筋肉の使われ方を知ることで、生徒一人ひとりの体に合わせた軽減法を提示でき、無理な負荷をかけずにポーズへ導けるようになります。マッサージの仕事を通じて体の構造に触れてきた経験と、解剖学の学びが重なり合ったことも、理解の深まりにつながったのではないかと思います。
マンツーマンセッションでヨガインストラクターの壁をどう越えたのか
動画とテキストだけでは解消できない疑問や、実技の細かい不安を抱えていたときに支えになったのが、zoomでのマンツーマンセッションでした。
「先生方のセッションやフィードバックにいつも愛を感じていました。結構細かいこと、そんなことまで聞くの?と言いたくなるような私の質問に、嫌な顔1つせず、しっかり丁寧に答えてくださろうと担当講師方。本当にありがたかったです」
画面越しでも講師の熱意が伝わり、ポーズへの具体的なアドバイスを重ねるうちに、レッスン構成そのものが変化していく実感があったといいます。
「レッスン構成に対してフィードバックして下さった先生方も、細かく適切なアドバイスのおかげで、自分のレッスン構成がどんどんレベルアップしてゆくのを感じました」
この過程は、多くの人が資格学習の途中で感じる「自分のインストラクションが正しく伝わっているのか分からない」という壁の乗り越え方を示しています。1対1のセッションで自分の癖や改善点をその場で指摘してもらえる環境が、遠回りのない成長を後押ししたのでしょう。
「細かい質問を重ねられる方ほど、実は指導者としての伸び方が早いんです。疑問をそのままにせず、1つひとつ確認しながら進める姿勢は、美優さんの小さな違和感にも気づける力につながります。無理しなくて大丈夫、分からないことは分からないままにしなくていい。それがヨガインストラクターとしての土台になっていきます」
— 福田 舞(ヨガインストラクター)
ヨガインストラクターとしてのキャリアはどう変化したか
資格取得を通じて美優さんが得たのは、技術だけではありませんでした。誰のためにヨガを教えるのかという視点そのものが変わったといいます。
「今までは自分の身を粉にしてお客様の心身をほぐそうとマッサージし、その分疲れた自分のためだけにヨガをしていましたが、これからは、心身をほぐしたいお客様にこそ、ヨガをすすめて行きたいと思っています」
自分のための癒しとして続けてきたヨガが、お客様に手渡すものへと役割を広げた瞬間です。この転換は、マンツーマンセッションで自分のレッスン構成が磨かれていく過程と重なっています。技術の習得と同時に、指導者としての自覚が育っていったことがうかがえます。
今後については、定期クラスの開講に向けて準備期間を設ける考えを語っています。
「いろいろなクラスを不定期で開いてみたり、担当講師の所に足を運んだりして、自分自身がどういったクラスをしたいのか、私の美優さんはどういったクラスを求めているのかを知って固めていく期間にしようと思います」
資格取得はゴールではなく、生徒との向き合い方を探る次の段階への出発点になっているようです。全米ヨガアライアンスの資格を維持するには、継続教育の受講と会員資格の更新、倫理規定の遵守が求められます。資格を取ったあとも学びを続ける姿勢が前提になっている制度は、美優さんが語る「自分自身を磨くために、ヨガを続けて行きたい」という思いと自然に重なります。
「自分のために続けてきたヨガが、誰かのためのものに変わる瞬間は、指導者として1番大切な転換点だと思います。体が硬くても、運動が得意でなくても関係ありません。少しずつ生徒さんと向き合う経験を重ねることで、自分の言葉で伝えられるレッスンが育っていきます」
— 福田 舞(ヨガインストラクター)
ヨガインストラクターのキャリアを歩み始めるには何を確認すればいい?
美優さんの歩みが示すように、ヨガインストラクターのキャリアは仕事を続けながらでも築いていける道です。大切なのは、自分の生活リズムに合う学び方を見つけることでしょう。
OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは、全20講義・動画28本の講義を24時間いつでも視聴でき、取得期限もありません。実技面は講師とのLINEマンツーマンセッションで日程を個別に調整しながら進める形式です。価格は270,000円(税別)で、クレジットカードなら1回から20回までの分割払いにも対応しており、支払いは申込日から1週間以内に行う必要があります。銀行振込であれば一括払いのみですが、5,000円の割引があります。なお、返金保証は設けられておらず、原則として返金は行われない点は事前に確認しておくとよいでしょう。
全国出張の短期集中マンツーマンコースや、沖縄・京都・軽井沢での合宿リトリートといった対面形式も用意されており、学び方は1つに限られていません。自分のペースを重視するか、対面での実技確認を重視するかによって、選び方は変わってきます。迷ったときは、公式サイトで開催されている個別説明会で、自分の状況に合う形式を相談してみるのも1つの方法です。
よくある質問
まとめ:一歩を踏み出したその先にあるキャリア
美優さんの歩みは、資格を取る前の思い込みと、実際に学び始めてからの発見の差を教えてくれます。仕事を続けながらでも、動画とマンツーマンセッションを組み合わせることで、着実に力をつけていけるという事実です。今、体が硬いことや時間の制約を理由にヨガインストラクターへの道をあきらめかけている人は、まず自分に合う学び方があるかどうかを確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。その一歩が、いつか誰かの心身をほぐす仕事につながっていく可能性があります。
参考文献
- Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年07月)
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