ヨガインストラクターは週1から始められる?本業と両立する時間・準備の考え方

2026年9月12日

少人数のクラスに説明する女性ヨガ講師

「平日は会社で働きながら、週に1回だけヨガを教えたい」。そう考えたとき、気になるのは求人の数だけではありません。仕事終わりに間に合うのか、毎週レッスンを準備できるのか、資格を取ったばかりでも人前に立てるのか。続けられるかどうかは、担当する時間の前後まで含めて考えると見えてきます。

週1回を目指すなら、まず「指導する1時間」ではなく、移動・準備・振り返りを含む一週間を組んでみましょう。本記事では、フルタイム勤務と学習を両立し、仕事後のレッスンが決まったT.Sさんの経験を手がかりに、応募前に確認したい条件と指導練習を整理します。

週1回のヨガ指導は、レッスン前後の時間まで確保する

募集される曜日や時間、採用条件は施設ごとに異なります。「週1なら少ないから大丈夫」と先に決めず、その枠に毎週通えるかを具体的に確認することが出発点です。教える時間だけ予定表に入れると、本業が少し長引いた日に余裕がなくなります。

たとえば、19時からのレッスンに対し、退勤予定が18時、移動が40分なら、着替えや会場準備の時間はほとんど残りません。これは働き方を考えるための例ですが、開始時刻の比較だけでなく、施設に何時までに到着する必要があるかを聞く意味が分かります。近いスタジオでも、受付や清掃を担当するなら必要な時間は変わります。

  • 退勤から到着まで:通常の移動時間に加え、残業や交通遅延が起きた場合を考える。
  • 到着から開始まで:着替え、道具、参加者の確認に必要な時間を聞く。
  • 終了後:片付けや報告の有無と、帰宅時刻を確かめる。
  • 別の日:内容を考える時間と、自分で動いて確かめる時間を確保する。

レッスン当日だけでなく翌朝の予定も見ておくと、無理のある組み合わせに気づけます。最初に担当を増やすより、一つの枠を続けられる生活の余白を残す方が、今の自分には合っているかもしれません。

自宅で一週間の予定をノートに整理する女性

フルタイム勤務から、仕事後のレッスンにつながった経験

OREO YOGA ACADEMYでRYT200オンラインコースを学んだT.Sさんは、ホットヨガに通い始めたことをきっかけに、ヨガの本質を学び、伝える側になりたいと考えました。一方、フルタイム勤務のため、まとまった受講時間を確保しにくい状況でした。

リアルタイムの授業では、必要なコマのために平日を休まなければならない場合がある。その点が気になり、通勤の合間や隙間時間に学べる録画形式を選んだといいます。受講後の感想には、自由な形式だからこそ計画が必要だったことも表れています。

計画的に受講ができる方と隙間時間に勉強したい方には録画形式がいいと思います。

実際には受講期間が延びたことで安心し、途中で気が緩んだ時期もあったそうです。また、地下鉄の走行音などで動画の音声を聞き取りにくい場面もありました。「通勤中に全部進める」と考えるより、移動中にできる学習と、静かな場所で集中して確認する内容を分けておくと、自分の生活に当てはめやすくなります。

その後、オーディションに積極的に参加し、取材時点ではスポーツジムでのレッスンが決まっていました。仕事終わりの遅い時間帯で経験を積みたい、という段階の記録です。担当頻度は原文にないため週1回の実例とは言えませんが、本業を続けながら指導時間を探す際に、退勤後という具体的な選択肢を示しています。

この経験から応募先を考えるなら、最初の質問は「副業でもできますか」だけでは足りません。「この曜日は何時までに入館できます」「平日の昼間は対応が難しいです」と、動ける時間を伝えた上で募集条件と照らし合わせる方が、双方の認識をそろえやすくなります。

週1でも、教える練習は別に必要になる

担当回数を少なくすることと、指導の準備を省くことは別です。T.Sさんが学習中に難しいと感じたのは、対面で練習する機会や仲間とのつながりが少なく、人前でレッスンをする緊張感を経験しにくかったことでした。身内や知り合いだけで練習する限界にも触れています。

さらに、指導するときに初めて気になった点として、次のように振り返っています。

あとは受講しているときにはあまり気が付きませんでしたが実際自分が指導するときのマットワーク(ミラーで指導するか、同じ向きにするのか、オンラインと対面では何を意識するのか)がもう少し詳しく解説していただけるとよかったなと思いました。

自分でポーズができても、相手から見た左右や動く順序まで、自然に伝わるとは限りません。練習では一人で流れを確認するだけでなく、誰かに言葉を聞いて動いてもらい、迷った箇所を教えてもらう時間が役立ちます。毎回すべてを直そうとせず、「今日は左右の伝え方」「次は動きの切り替え」と一つずつ確かめる方法もあります。

相手の動きを見ながら立位の説明を練習する成人のヨガ学習者

ヨガ講師の間宮愛さんは、講師プロフィールの指導方針に次のように記しています。

分かりやすく伝えるためにはどうするかを重視。体の仕組みから丁寧に説明しアーサナの理解を深める。人それぞれ身体は異なるため個別アドバイスを心がけています。

相手が理解できているかを見るには、説明を覚えることに加え、反応を見る余裕も必要です。練習後に「説明が分からなくなったのはどこでしたか」と聞くと、自分では気づかなかった課題が見つかります。週1の担当に向けても、レッスンを一度通せたことだけで準備を終えず、反応を受けて直す機会を作っておきましょう。

養成講座を選ぶ段階なら、動画で学ぶ部分と、実際の説明や動きに助言を受けられる部分を分けて確認します。OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースでは、LINEマンツーマン実技セッションで講師と1対1の指導を受けます。相談できる内容や利用方法は、公式のコース案内で確認してください。

OREOの講座・学習サポートを確認する

応募前に、曜日以外の条件をそろえて聞く

自分が入れる曜日と募集枠が一致しても、それだけでは継続できるか判断できません。本業を続ける場合は、勤務先の副業に関する規定を確認した上で、指導先にも必要な条件を聞いておきます。契約や税務の個別判断が必要なら、それぞれの窓口や専門家に確認してください。

施設への問い合わせでは、希望と確約できることを分けるのがポイントです。「できれば毎週続けたい」という希望に対し、実際に固定できる曜日、到着可能な時刻、対応できない日程を整理します。月末に残業が増えるなど分かっている事情は、採用後に初めて伝えるより、事前に相談した方が調整の余地を確かめられます。

  • 担当枠:毎週固定か、単発・代行からの募集か。
  • 参加者と内容:初心者中心か、指定プログラムがあるか、どこまで自分で構成するか。
  • 当日の業務:受付、清掃、参加者対応、終了後の報告を含むか。
  • 欠席時の連絡:連絡先と期限、代行の調整方法はどうなっているか。
  • 報酬と費用:準備や研修の扱い、交通費などを含め、書面でどの条件を確認できるか。

特に「週1」と「月に数回、空いた日に担当」は同じではありません。固定枠なら毎週の準備を習慣にしやすい一方、予定変更への対応が必要になります。単発枠なら日程を選べる場合がありますが、安定して募集があるとは限りません。回数だけで選ばず、本業の予定とどちらが合うかを考えましょう。

最初の一枠を続けるために、一週間を試してみる

応募前にできるのは、実際の担当を想定した一週間を試すことです。たとえば休日に流れを考え、平日に短く声を出して練習し、担当予定日の夜は移動と帰宅を含めた時間を空けてみます。これは決まった正解の配分ではなく、今の生活でどこに無理が出るかを知るための試し方です。

準備が終わらないなら、使える時間が少ないのか、毎回ゼロから構成を考えているのかを分けてみてください。前回の練習で詰まった部分を一つ直すだけでも、次に取り組む内容は具体的になります。反対に、睡眠や本業に影響が出るほど予定が詰まるなら、開始時期や担当時間帯を見直す余地があります。

レッスン後のスタジオで道具を片付ける女性

レッスンを始めた後も、回数を増やす前に振り返りを残しておくと役立ちます。「予定通りに到着できたか」「参加者が迷った説明は何か」「来週までに何を確認するか」の三つだけでも十分です。細かい反省を大量に書くより、次の一回に持ち込む改善を決める方が、準備の焦点を絞れます。

週1のヨガ指導を目指す道筋は、求人を見つけて応募するだけではありません。自分が通える時間を明らかにし、相手に伝える練習を重ね、募集先の条件とすり合わせる。その順番で考えると、本業を続けながら始めるための課題が、漠然とした不安から具体的な準備に変わります。

選考に向けた練習内容まで整理したい方は、ヨガインストラクターのオーディション準備も参考にしてください。時間の条件を確かめた後で、応募先に合わせた指導内容や伝え方を整えていきましょう。

OREO YOGA ACADEMY オンライン個別説明会

監修者

間宮 愛

間宮 愛

ヨガインストラクター

Profile

ヨガとの出会いは衝撃的でした。心身の心地よさ、安定感、充実感、呼吸の深さ、自分と向き合うこと。自分のことなのに知らなかったことが沢山ありました。「皆既に充分素晴らしい存在であること」「自分に優しく大切にすること」「自分自身を否定せずに受け入れること」ヨガを学び、練習することで知った、生きやすくする方法を沢山の方々に伝えていきたいです。出産を経てライフステージが変わった今、ヨガの素晴らしさをより実感しております。私自身も日々日常でのヨガを意識し練習を積み重ねている最中です。「マットの上で行うヨガの練習」「日常生活で行うヨガの練習」共に、皆様と一緒に深めていきたいと思っています。 OREO卒業後、今度は皆様がヨガを伝える側として不安に思うことが少しでも少なくなるよう精一杯サポートさせていただきます。

Certifications
  • 全米ヨガアライアンスRYT200 / E-RYT200 / RYT500 / E-RYT500 / タイ政府認定ITM公認タイ古式マッサージ講師 / タイアブドミナル(チネイザン)マッサージ講座修了 / タイフットリフレクソロジー講座修了 / フェイシャルマッサージ講座修了 / 日本ウェーブストレッチ協会認定ベーシックI / Michiko Style Yoga ヨガ棒指導者育成講座修了

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