ダンサーが海外からRYT200を取得し、現地でヨガ講師へ

2026年3月31日

海外の自宅でヨガを実践する女性の様子

この記事のポイント

  • 1ダンスで培った「呼吸と動きの連動」の感覚が、ヨガの理論と直結し学びの理解を深めた
  • 2時差でマンツーマンセッションの予約枠が限られたことが、逆に「次の枠までに練習する」という集中サイクルを生んだ
  • 3録画講義の繰り返し視聴とLINEによるタイムリーな質問対応が、海外からの独学リスクを補った
  • 4取得期限なしのカリキュラムにより、焦らず自分のペースで200時間の学習を完走できた
  • 5資格取得後の目標は「海外在住の日本人向けレッスン」——自身の海外生活経験が指導の動機と差別化につながっている

クラシックバレエとコンテンポラリーダンスの世界に身を置いてきた一人の女性が、ヨガの資格取得を志したのは、踊りのウォームアップで取り入れたヨガに身体の変化を感じたことがきっかけでした。海外在住という環境のなか、OREO YOGA ACADEMYのオンラインコースでRYT200を取得し、今は現地に暮らす日本人に向けたレッスンの開催を目標に練習を重ねています。ダンサーとしての身体感覚と、異国での生活経験が重なり合うことで生まれた独自の学びの軌跡を、ここに記します。

この記事のポイント

  • 海外在住でも取得期限のないオンラインコースを活用すれば、自分のペースでRYT200を取得できる
  • ダンス経験で培った身体感覚がヨガの学びと結びつくことで、呼吸と動きの連動への理解が深まる
  • 時差によるマンツーマンセッションの制約が、逆に練習の目標設定として機能することがある

OREO YOGA ACADEMYとは? 海外からでも学べる仕組み

OREO YOGA ACADEMYは、全米ヨガアライアンス認定スクール(RYS)として、RYT200をはじめとする複数の資格コースを提供しています。学習形式はオンデマンド動画とオンライン(ZoomやLINE)を組み合わせたオンラインコースに加え、通学短期集中マンツーマンや沖縄・京都・軽井沢でのリトリート合宿など、複数の選択肢が用意されています。取得期限を設けていないため、仕事や生活の事情に合わせて自分のペースで学習を進められる点が特徴です。

RYT200は、ヨガのテクニック・哲学・解剖学・倫理の基礎を200時間かけて学ぶ入門資格であり、多くの新人教師が最初に取得する資格として知られています。花さんがこのスクールを選んだ理由も、まさにその柔軟な学習形式にありました。

「全てオンラインで完結できるため、海外在住中でも自分のペースで進めることが可能だったからです。取得期限もないため、焦ることもなく、じっくり動画を見返しながら学べるのも私に合っていると感じました」

RYT200オンラインコースは240,000円(税別・期間限定価格)で、録画講義に加えてZoomでのライブ学習やLINEでの質問対応、リードトレーナーとの60分のマンツーマンセッションが3回含まれています。座学10回、実技10回に加え、課題とテストで構成されるカリキュラムです。担当制のサポート体制が敷かれており、担当者はRYT200修了者が務めています。

ダンサーがヨガの資格取得を目指した理由とは?

花さんは長年にわたりクラシックバレエとコンテンポラリーダンスに取り組んできました。一部のクラスではヨガがウォームアップとして取り入れられており、その効果を身体で実感する日々が続いていました。

「ヨガを行うことで身体の可動域が広がり、呼吸と動きを連動させることで踊りやすくなったと感じたため、ヨガの可能性に惹かれ、いつかヨガについても勉強したいと思っていました」

ダンサーが語る「呼吸と動きの連動」という感覚は、ヨガの指導においても核心的なテーマです。ヨガでは吸う息で胸郭を広げながら身体を伸展させ、吐く息で腹部を安定させながらポーズを深めるという呼吸の原則があります。ダンスのなかで無意識に行っていた呼吸のコントロールが、ヨガの理論と重なった瞬間だったのでしょう。

可動域の変化だけではありませんでした。レッスンを受けるたびに心がリラックスすることにも気づき、心身の両面でリフレッシュできる点に魅力を感じたことが、資格取得への意欲をさらに高めました。身体の専門家としてダンスに向き合ってきた経験があるからこそ、ヨガがもたらす内面的な変化にも敏感に反応できたのだと思います。

OREO YOGA ACADEMYでの学びはどう進んだ? 海外からのオンライン受講

花さんの学習環境は、日本国内の受講とは異なる条件がいくつもありました。時差があること、対面で講師に会えないこと、周囲にヨガ仲間がいないこと。それでもオンラインコースの仕組みが、その制約を一つずつ解消していきました。

「とてもわかりやすい解説動画と教材のおかげで、オンラインでも特に苦労することなく勉強を進められました。わからない点はマンツーマンレッスンの際に直接質問ができ、LINEでもタイムリーに対応してくださったので、安心感がありました」

録画講義を繰り返し視聴できることは、解剖学のような知識量の多い分野で大きな助けになります。ヨガの解剖学では、骨格や筋肉の名称だけでなく、各関節の動きがポーズにどう影響するかを理解する必要があります。一度の講義で全てを吸収するのは難しく、動画を巻き戻しながら自分のペースで咀嚼できる環境は、学びの質を左右する要素です。

オンラインでヨガのマンツーマンセッションを受講する様子

担当講師とのマンツーマンセッションでは、動画学習だけでは解消しきれない疑問を直接ぶつけることができました。

「毎回とても優しく丁寧にアドバイスをしてくださり、楽しくレッスンに取り組むことができました。質問にも的確に答えてくださり、不安や疑問点が毎回スッキリしました。課題へのフィードバックも細かくご指導いただき、温かい言葉もとても励みになりました」

画面越しであっても、講師からの具体的なフィードバックが得られることで、自分の身体の使い方に対する理解が深まっていきます。ヨガの指導では、ポーズの外見的な完成度よりも、骨盤の傾きや肩甲骨の位置といった微細なアライメントの意識が重要です。マンツーマンだからこそ、そうした細部に目が行き届く指導が可能になります。

時差という壁をどう乗り越えた? 制約が生んだ学びのリズム

花さんにとって最大のハードルは、時差の問題でした。マンツーマンセッションの予約枠が限られるという物理的な制約は、海外在住者にとって避けられない現実です。しかし、その制約が思わぬ形で学びを後押しすることになりました。

「海外にいるため、時差の関係でマンツーマンレッスンの予約できる枠が限られてしまいましたが、反対にその予約時までに練習して自信をつけるぞ! という目標にもなったのでよかったです」

セッションの日程が決まっているからこそ、そこに向けて集中的に練習するサイクルが自然と生まれました。締め切りがあることで学習にリズムが生まれるのは、オンライン学習全般に共通する効果ですが、時差という一見マイナスの条件がそのリズムをより明確にした点は興味深いところです。

「制約があるからこそ、その枠のなかで集中力が高まることがあります。ヨガの学びでは、呼吸と動きを丁寧に結びつける練習の繰り返しが大切です。次のセッションまでに自分の身体と向き合う時間を持てたことが、結果的に深い理解につながったのだと思います。少しずつ積み重ねていくことが、ヨガの本質でもありますから」

— 福田 舞(ヨガインストラクター)

ヨガ哲学の八支則のなかに「タパス(苦行・自己鍛錬)」という概念があります。これは苦しみに耐えるという意味ではなく、自らに規律を課し、継続する力を養うことを指します。時差という外的な制約を、自分を高めるための内的な規律に変換できたことは、まさにタパスの実践そのものだったと言えます。

自宅でヨガのポーズを練習する女性のシルエット

OREO YOGA ACADEMYでの学びが変えた視点と未来の目標

花さんのなかで、ヨガに対する認識は学びを通じて大きく変化しました。ダンスのウォームアップとして取り入れていた頃は、身体の可動域を広げるための手段という位置づけでした。しかし200時間のカリキュラムを経て、ヨガが持つ哲学的な奥行きや、呼吸を通じた心身の調整という側面に触れたことで、ヨガそのものを伝えたいという気持ちが芽生えています。

「今後は海外に住んでいる日本人の方に向けてレッスンができたらと思っています。私を含め、海外生活で不安や悩みがある方がいらっしゃると思うので、少しでもリラックスできる環境づくりができるよう、レッスン開催を目標に自分の練習にもさらに力を入れて頑張っていきたいです」

異国の地で暮らす日本人に向けたヨガレッスンという目標は、自身の経験から生まれた切実な願いです。言葉や文化の壁に囲まれた日常のなかで、母語でヨガの指導を受けられる場があることは、身体のケア以上の意味を持ちます。ヨガのレッスンが、心の拠り所となるコミュニティの核になる可能性を秘めています。

資格取得後も学びは続きます。全米ヨガアライアンスの資格を維持するためには、継続教育の受講と会員資格の更新、そしてYoga AllianceのEthical Commitmentへの遵守が求められます。資格申請料は50ドル、年会費は65ドルです。資格を取得して終わりではなく、指導者として成長し続けるための仕組みが整えられています。

「ダンスで培った身体への感度を持つ方がヨガの指導を学ぶと、ポーズの見せ方だけでなく、花さんの身体の微妙な変化にも気づける指導者になれます。海外での生活経験も含めて、その人にしかできないレッスンがきっとあるはずです。無理しなくて大丈夫、自分だけの道を歩んでいってほしいですね」

— 福田 舞(ヨガインストラクター)

OREO YOGA ACADEMYでの資格取得を検討する方へ

登録ヨガスクールのトレーニング費用は、プログラムの長さや場所、形式によって1,500ドルから5,000ドル以上と幅があると言われています。OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは240,000円(税別・期間限定価格)で、クレジットカードであれば1回から20回までの分割払いにも対応しています。銀行振込の場合は一括払いのみとなりますが、5,000円の割引が適用されます。

オンラインだけでなく、通学短期集中マンツーマンや合宿形式も選べるため、自分の生活環境や学び方の好みに合わせて受講スタイルを決められます。毎日実施されているオンライン個別説明会は1対1で約60分。概要の説明と質疑応答の時間が設けられており、当日や直前の予約にも対応しています。

花さんの歩みが示しているのは、環境の制約は学びの妨げにはならないということです。海外在住、時差、対面機会の限定。一つひとつは確かにハードルですが、それぞれに対応する仕組みがあり、制約そのものが学びの質を高める契機にもなり得ます。

よくある質問

Q RYT200の取得にかかる費用はどのくらいですか?
OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは240,000円(税別・期間限定価格)です。通学短期集中コースは280,000円、合宿コースは280,000〜420,000円(税別・コースにより異なる)です。別途Yoga Alliance登録料(申請料50ドル、年会費65ドル)がかかります。
Q 支払い方法にはどのような選択肢がありますか?
銀行振込(一括のみ・5,000円割引あり)またはクレジットカード(1回〜20回の分割選択が可能)に対応しています。支払い期限は申込日から1週間以内です。
Q 学習形式はどのようなスタイルですか?
オンライン完結コースのほか、代々木上原校・横浜校での通学短期集中マンツーマンコース、沖縄・京都・軽井沢での合宿コースなど、ライフスタイルに合わせた複数の受講形式を用意しています。
Q 受講期限はありますか?
取得期限は設けられていません。自分のペースで学習を進められます。録画講義は卒業後も視聴可能です。
Q サポート体制はどのようになっていますか?
担任制で、担当者(RYT200修了者)がLINE・メール・電話で講座中から卒業後まで相談に対応します。リードトレーナーとのマンツーマンセッション(60分×3回)も含まれています。

まとめ

ダンサーとしての身体感覚を起点に、海外からオンラインでRYT200を取得し、現地の日本人コミュニティに向けたレッスン開催を目指す。この一連の流れは、ヨガの資格が単なるキャリアの道具ではなく、自分の経験と想いを人に届けるための土台になることを教えてくれます。

もし今、住んでいる場所や生活の事情でヨガの学びを諦めかけているなら、まずは個別説明会で自分に合った受講スタイルを相談してみてください。制約のなかで見つけた学びのリズムが、思いがけない強みに変わることがあります。

参考文献

  1. Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年03月)

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監修者

福田 舞

福田 舞

ヨガインストラクター

Profile

いつまでも若々しく、健康でいたいと始めたヨガで、心もすっきりすることに気が付きました。「身体が硬くてもヨガのインストラクターになれますよ!」と間宮先生が背中を押してくれ、私も目指そうと決意しました。無理をしないこと、頑張らなくていいことがヨガの魅力だと思います。生徒さんには自分自身の内側を観察し、心も身体もリフレッシュしていただけるレッスンを行っていきたいと思っております。皆さんと一緒に私もヨガの学びを続けていきます。どんなインストラクターになり、どんなことを伝えていきたいのか、学びを進める中で想像しながら理想のインストラクターを一緒に目指しましょう。

Certifications
  • 全米ヨガアライアンスRYT200

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