「マッサージで身体をほぐすこと、ヨガで心身を整えることは、本当は同じ方向を向いているのかもしれない」——そう気づいたとき、瑞希さんの中で何かがはっきりと動いた。経営者としてマッサージの仕事を続けながら、約20年間、朝のストレッチとして自分だけのためにヨガをしてきた。ヨガ指導に根拠と知識を持って臨むことが、どれほど指導の質と自信を変えるのか。その問いへの答えが、RYT200という資格取得の学びの中に詰まっていました。
この記事のポイント
- ヨガ指導に根拠と知識が必要な理由は、解剖学・哲学・安全管理を体系的に学ぶことで、指導者が自信を持ってクラスを組み立てられるようになるからです。
- 仕事をしながらRYT200を取得するには、動画講義を自分のペースで繰り返し視聴し、マンツーマンセッションで疑問を解消するサイクルが有効です。
- 学びを通じて視点が変わると、「自分のためのヨガ」が「お客様に届けるヨガ」へと自然に広がり、指導者としての軸が生まれます。
ヨガ指導における「根拠と知識」とは何か?
ヨガのクラスで「このポーズはこの筋肉を使います」「呼吸をここで吐くのはこういう理由です」と説明できるインストラクターと、感覚だけで伝えるインストラクターとでは、生徒が受け取る安心感がまったく異なります。ヨガ指導における根拠と知識とは、解剖学・ヨガ哲学・呼吸法・安全管理・指導法の5つの柱を体系的に理解し、それをクラスの言葉として使えるようになることを指します。
全米ヨガアライアンスが定めるRYT200は、ヨガのテクニック・哲学・解剖学・倫理の基礎を学ぶ200時間の入門資格であり、多くの指導者がこの資格から指導者としての第一歩を踏み出します。資格そのものよりも、その学びのプロセスで得られる「なぜそのポーズがその人の身体に必要なのか」という視点こそが、指導の根拠を形成します。
瑞希さんが実感したのも、まさにその点でした。20年近くヨガを続けてきたにもかかわらず、「ヨガインストラクターになるには一定期間の休職が必要」という思い込みが長年の壁になっていました。オンラインでRYT200を取得できると知ったとき、その壁がはじめて崩れたのです。
なぜ20年越しの一歩を踏み出せたのか?
マッサージの仕事を続けながら、お客様の心身をほぐすことに全力を注いできた瑞希さん。しかしその献身が、気づけば自分の身体を消耗させていました。「自分のためだけにヨガをしていた」という表現が、当時の状況をよく表しています。施術者として他者に与え続ける一方で、自分を満たすための時間がヨガでした。それは大切な習慣でしたが、同時に「ヨガを誰かに届けたい」という気持ちとは切り離されたままでした。
転機は、コロナ禍の影響でヨガの国際ライセンスがオンラインで取得できるようになったという情報を目にしたことでした。
「これなら、仕事しながら資格を取れて、その後ヨガで自分もお客様も両方同時に癒せる!」
この確信が、20年越しの決断を後押ししました。複数のスクールを調べた末にOREO YOGA ACADEMYを選んだ理由も明快です。動画を何度でも見返せること、日程の融通が利くこと、そしてマンツーマンのセッションで講師に直接質問できること。「しっかり確実に学びたかった」という言葉が、その選択の核心を語っています。
仕事を持ちながら学ぶ人にとって、学習の継続を支えるのは「いつでも戻れる」という安心感です。OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースでは、全20講義・動画28本の録画講義が24時間アクセス可能で、取得期限もありません。1本あたり最大60分程度の短い動画に分かれているため、仕事の合間や就寝前のわずかな時間でも学習を積み重ねられます。
ヨガ指導の根拠はどう身につくのか?学びのプロセスを追う
瑞希さんが確立した学習のルーティーンは、シンプルながら密度の高いものでした。動画とテキストを視聴してメモを書き込み、何度も見返す。実技では講師のインストラクションを書き起こし、実際に練習を重ねる。そして疑問に思ったことを書きためておき、ZOOMでのマンツーマンセッションに臨む。
「そのルーティーンがより一層学びを深めてくれました」
特に印象的だったのが、解剖学の視点でヨガポーズを学ぶ授業でした。軽減法やケガの予防、対処法まで体系的に学べたことで、「ヨガインストラクターである以上知っておくべき知識」が自分の中に積み上がっていくのを感じたといいます。
解剖学の知識は、指導の根拠を支える柱のひとつです。たとえば、あるポーズで生徒が膝に痛みを感じているとき、股関節の外旋筋群の硬さが原因なのか、それとも足首のアライメントの問題なのかを判断できるかどうかで、インストラクターが提示できる選択肢はまったく変わります。「アーサナを自分の体に当てはめていく」という考え方は、解剖学の知識があってはじめて具体的な言葉として生徒に届きます。
「瑞希さんのように、毎回のセッション前に質問を書きためてくる方は、学びの吸収速度が明らかに違います。疑問を言語化する行為そのものが、知識を自分の指導に落とし込む練習になっているからです。『今できるところで十分』という言葉をポーズだけでなく、学びのプロセスにも当てはめてほしいと思っています。焦らず積み重ねた知識こそが、指導の根拠として長く機能します」
— 間宮 愛(ヨガインストラクター)
マンツーマンセッションが指導の質を変えた理由
オンライン学習で懸念されがちなのが、「画面越しで実技が本当に身につくのか」という点です。瑞希さんも最初は不安を抱えていたはずですが、ZOOMでのマンツーマンセッションを重ねるうちに、その不安は払拭されていきました。
「結構細かいこと、そんなことまで聞くの?と言いたくなるような私の質問に、嫌な顔一つせず、しっかり丁寧に答えてくださろうと担当講師方。本当にありがたかったです」
画面越しでも講師のエネルギーを感じ、ポーズを見てもらいながらアドバイスを受け、レッスン構成に対して細かくフィードバックをもらう。そのたびに「自分のレッスン構成がどんどんレベルアップしてゆくのを感じた」という言葉は、指導の根拠が少しずつ自分の中に根を張っていく感覚そのものです。
OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースでは、実技指導を講師との1対1のLINEマンツーマンセッション形式で行い、日程は講師と個別に調整します。大人数のクラスでは拾いきれない個々の疑問や癖を、マンツーマンで丁寧に扱えることが、指導の精度を高める要因になっています。
ヨガ哲学の観点から見ると、「アヒムサ(非暴力)」の概念は、生徒の身体に無理を強いないという指導倫理にも直結します。解剖学的な根拠を持ったアライメント修正は、まさにこの哲学を実践する行為です。知識と哲学が一体となって初めて、指導者は「なぜそのポーズをそのように調整するのか」を自信を持って説明できるようになります。
学びを経て、ヨガ指導の根拠はどう変わったのか?
資格取得後、瑞希さんが語った言葉には、学びの前後で視点がどれほど変わったかが凝縮されています。
「今までは自分の身を粉にしてお客様の心身をほぐそうとマッサージし、その分疲れた自分のためだけにヨガをしていましたが、これからは、心身をほぐしたいお客様にこそ、ヨガをすすめて行きたいと思っています」
この言葉の重さは、20年間のヨガ実践と、マッサージ施術者としての経験の両方が背景にあるからこそ生まれます。「自分のためのヨガ」が「誰かに届けるヨガ」へと転換した瞬間、指導の根拠は単なる知識の集積ではなく、自分の人生経験と結びついた確信に変わります。
資格取得後の具体的な動きも、この確信の表れです。定期クラスを開講する前の数ヶ月間で、不定期クラスを開いて試行し、さまざまな講師のクラスに足を運んで「自分がどういったクラスをしたいのか、瑞希さんはどういったクラスを求めているのか」を確かめようとしていました。根拠と知識を持った上で、さらに現場から学ぼうとする姿勢は、学びが終わりではなく始まりであることを示しています。
全米ヨガアライアンスの資格取得後も、継続教育の受講と会員資格の更新、そしてYoga AllianceのEthical Commitmentへの遵守が求められます。3年間で30時間の継続教育が必要であり、OREO YOGA ACADEMYはYACEP認定プロバイダーとして、取得後の学びもサポートしています。資格は終着点ではなく、指導者としての学びを継続するための出発点です。
「マッサージで培った『触れる』感覚と、ヨガで培った『観る』感覚は、実は指導において深く補い合います。瑞希さんのように、身体への触れ方や圧のかけ方を知っている方がヨガ指導の解剖学を学ぶと、知識が即座に実感と結びつきます。それが指導の言葉に厚みを生む。今の呼吸を観察しながら、身体の声を聴く——その姿勢こそが、根拠ある指導の核心だと思っています」
— 間宮 愛(ヨガインストラクター)
OREO YOGA ACADEMYでヨガ指導の知識を体系的に学ぶには?
OREO YOGA ACADEMYは全米ヨガアライアンス認定校(RYS)として、RYT200をはじめ、RYT500・RPYT85(マタニティヨガ)・RCYT95(キッズヨガ)・YACEPなど複数の資格コースを提供しています。運営会社チェルシー株式会社は、10年以上の運営実績を持つホットヨガスタジオ「SANCTUARY」も展開しており、現場に根ざした指導ノウハウがカリキュラムに反映されています。
RYT200の受講形式は、オンライン・全国出張の短期集中マンツーマン・合宿リトリートの3つから選べます。オンラインコースは270,000円(税別)で、クレジットカードによる最大20回分割(月々13,500円〜)にも対応しています。銀行振込一括払いの場合は5,000円の割引があります。短期集中マンツーマンは310,000円(税別)、沖縄・京都・軽井沢での合宿リトリートは350,000円(税別)からで、いずれもクレジットカードでの分割払いが可能です。なお、全米ヨガアライアンスへの登録申請には、コース料金とは別に申請料50ドルと年会費65ドルが必要です。
学習形式の選択に迷う場合は、毎日開催している1対1のオンライン個別説明会(約60分)を活用できます。担当制サポートのもとでLINE・メール・電話での相談も可能で、資格取得後のインストラクターデビュー支援まで一貫したサポート体制が整っています。
瑞希さんが感じた「しっかり確実に学びたい」という気持ちに応えるのが、マンツーマンを軸にした指導体制です。大人数のクラスでは埋もれてしまう個々の疑問や身体の特性を、丁寧に拾い上げる環境が整っています。
よくある質問
まとめ:根拠ある指導は、自分の経験と知識が交わる場所に生まれる
20年間のヨガ実践が、学びによって「指導の言葉」へと変わります。瑞希さんの歩みが示すのは、経験の長さよりも、その経験に知識という軸を通すことの大切さです。解剖学・哲学・呼吸・指導法を体系的に学ぶことで、感覚的にわかっていたことが言語化され、生徒に届く言葉になります。
「ヨガインストラクターになるには休職が必要」という思い込みが壁になっている方、仕事や育児と両立しながら学びたい方にとって、自分のペースで進められる学習環境は、その壁を取り除く最初の一歩になります。
指導の根拠は、資格を取得した瞬間に完成するものではありません。現場でクラスを重ね、生徒の反応から学び、継続教育で知識を更新し続けることで、少しずつ深まっていくものです。その長い旅の出発点として、何を学び、どこで学ぶかを慎重に選ぶことが、指導者としての土台を決めます。
OREO YOGA ACADEMYの詳細なカリキュラムや受講形式については、公式サイト(https://oreo.yoga/)で最新情報を確認してください。毎日開催の個別説明会では、自分の状況に合った学び方を講師と直接相談できます。
参考文献
- Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年05月)
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