ヨガ哲学は、マットの上だけで完結するものではありません。呼吸の整え方、自分の内側への眼差し、日常のなかで感情と向き合う姿勢——それらはすべて、ヨガ哲学が日常に根ざしているからこそ生まれるものです。イギリス在住のうりさんは、毎朝のヨガ習慣をきっかけにRYT200の取得を決意し、学びを深める過程でヨガ哲学が自分の生き方そのものに溶け込んでいく感覚を得ました。「知識を深めたいだけだった」という出発点が、いつしか「多くの人に伝えたい」という願いへと変わっていった——その変化の軌跡を追います。
この記事のポイント
- ヨガ哲学は「知識」として学ぶより、日常の実践を通じて身体と感情に染み込むかたちで習得されていく。
- 動画を何度でも繰り返し視聴できる環境と、LINEでいつでも質問できるサポートが、自分のペースで深く学ぶための安心感を支える。
- 「知識を深めたい」という動機で始めた学びが、指導者として人に伝えたいという意欲へと変わるプロセスは、ヨガ哲学の核心にある「自己変容」そのものと重なります。
ヨガ哲学とは何か?日常との接点を考える
ヨガ哲学とは、ポーズ(アーサナ)の背後にある思想体系のことです。紀元前から受け継がれてきたこの哲学は、「ヨガ・スートラ」に代表される八支則(アシュタンガ)を中心に、自己観察・非暴力・誠実さといった倫理的な指針を日常生活に統合することを目指しています。全米ヨガアライアンスのRYT200は、ヨガのテクニックだけでなく哲学・解剖学・倫理の基礎を体系的に学ぶ200時間の資格であり、多くの指導者がこの資格から出発します。ヨガ哲学は「学ぶもの」ではなく「生きるもの」——その感覚は、実際に学びを積み重ねた人の言葉からこそ伝わってきます。
八支則の最初の二支、ヤマ(禁戒)とニヤマ(勧戒)は、他者との関係や自己の在り方を律する倫理的な指針です。これらは座学で暗記するものではなく、日々の呼吸や人との接し方のなかで少しずつ体感されていくものです。指導者として立つ前に、まず自分自身の日常でこの哲学を試してみる——それがヨガ哲学を「知っている」から「使える」へと変える最初の一歩になります。
うりさんはヨガ哲学を「深く学ぼう」と思ったのか?
コロナ禍が始まった頃、うりさんの朝のルーティンが変わりました。以前からマイペースにヨガを続けていましたが、外出が制限されるなかでYouTubeを使った毎朝のヨガが習慣になっていきました。画面の前でポーズを繰り返すうちに、ある問いが浮かんできます。「ただレッスンを受けるだけではなく、もっとヨガを深く学びたい」——その感覚が、資格取得への動機になりました。
ヨガを「する」から「学ぶ」へと視点が移るとき、多くの人が最初に向き合うのがヨガ哲学です。呼吸法(プラーナーヤーマ)一つをとっても、なぜその呼吸をするのか、身体と心にどう作用するのかを知ることで、実践の質が根本から変わります。腹式呼吸が副交感神経を優位にし、心拍数を落ち着かせるメカニズムは解剖学的にも説明できますが、ヨガ哲学の文脈では「プラーナ(生命エネルギー)を整える行為」として語られます。この二つの視点が重なるとき、呼吸はただの動作ではなく、自己と向き合うための実践になります。
うりさんが暮らすのはイギリスです。日本国内のスクールに通うことは現実的ではなく、オンラインで資格を取得できることが絶対条件でした。複数のスクールを比較するなかで、ブログやウェブサイトを通じてスクールの雰囲気や資格までの道のりが明確に示されていたOREO YOGA ACADEMYに信頼を感じたといいます。
「申し込む前からブログやウェブサイトを通してスクールの雰囲気や資格までの道のりなどがとても明確で、信頼できるスクールだなと思いました」
まずは話を聞くだけ、という気持ちで参加した説明会で担当者と話すうちに、「ここで資格を取りたい」という気持ちが固まっていきました。情報の透明性が信頼の入口になったのです。
ヨガ哲学を日常に落とし込む学びのプロセスとは?
OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは、全20講義・動画28本で構成されています。1本あたり最大60分程度の短い動画に分かれており、自分のペースで視聴を進められます。動画は24時間いつでもアクセスでき、取得期限もありません。卒業後も繰り返し視聴できる設計です。
うりさんはこの「繰り返し視聴できる」という仕組みを最大限に活用しました。もともとこだわりが強い性格で、一つの動画に納得がいくまで何度も立ち止まり、メモを取り、理解を確かめてから次に進む——そのスタイルで学んでいたため、資格取得までにかなりの時間がかかったといいます。
「YouTubeで動画をみてメモをとり、理解したら次に進むというシンプルな工程でしたが、こだわる性格のため1つの動画にかなり時間をかけて勉強していたら資格取得までにとても時間がかかってしまいました(笑)」
ヨガ哲学の学習においては、この「立ち止まる」姿勢こそが、ヨガ哲学の学びにおいて本質的な意味を持ちます。スヴァーディヤーヤ(自己学習・自己探求)は八支則のニヤマのひとつであり、テキストを読み解くだけでなく、自分自身の内側を観察し続けることを指します。うりさんが動画の前で何度も立ち止まり、自分の理解を確かめていたプロセスは、まさにこの実践と重なります。
時間がかかっても最後まで続けられた理由として、うりさんが挙げるのはサポートの安心感です。LINEでいつでも質問できる環境が、孤独になりがちなオンライン学習の不安を和らげました。
「納得いくまで動画を繰り返し見ることができ、LINEでいつでも質問もできるという安心感があったので最後まで続けられました」
OREO YOGA ACADEMYでは担当制のサポートのもと、LINE・メール・電話での相談が可能です。疑問が生じた瞬間に問いを手放さずにいられる環境は、深く学ぼうとする人ほど重要になります。
「うりさんのように、一つひとつの動画に納得いくまで向き合う学び方は、ヨガ哲学の習得においてとても理にかなっています。哲学は暗記するものではなく、自分の言葉で咀嚼して初めて身になるものだからです。時間がかかることを恐れないでください。少しずつ積み上げていくことが、結果として一番深い学びになります」
— 福田 舞(ヨガインストラクター)
講義で何が変わったのか?
オンラインで学ぶことへの不安のひとつに、「自分のポーズを見てもらえないのではないか」という懸念があります。うりさんも同じ不安を抱えていました。しかし、実際に受けた講義でその不安は払拭されます。
「オンラインで受講するので自身のポーズをチェックしてもらえないなと不安があったのですが、このセッションでアジャストしてもらう機会も取れて良かったです」
RYT200オンラインコースの実技指導は、講師と1対1のLINEマンツーマンセッション形式で行われます。日程は講師と個別に調整する仕組みです。事前に伝えていなかった質問にも的確に答えてもらえたことで、講師陣の経験と知識の豊富さを実感したといいます。
指導法の観点から見ると、アライメント(骨格の整列)の確認はオンラインでも十分に機能します。カメラを通じて骨盤の傾き、膝の向き、体重のかかり方を観察し、言語キューで修正を促す技術は、対面指導と同様に有効です。むしろ、言語による説明力が鍛えられるという意味で、オンライン実技指導は指導者としての言語化能力を高める場にもなります。
セッションを重ねるなかで、うりさんのなかに変化が生まれていきました。アライメントやヨガの歴史に関する質問を重ね、熱心に学ぶ姿勢が深まっていくにつれ、当初は「知識を深めたい」だけだった動機が、少しずつ別の形を帯び始めます。
ヨガ哲学が日常を変えるとき——学びの先に見えてきたもの
コースを進めるにつれて、うりさんの内側で何かが変わっていきました。最初は純粋に「自分のためだけに学びたい」という気持ちで始めたはずが、気づけば「実際に多くの人に伝えていきたい」という思いが芽生えていたのです。
「コースを始めた時は知識を深めたいという思いだけだったのですが、コースを進めるにつれて実際に多くの人に伝えていきたいと思うようになりました」
この変化は、ヨガ哲学の本質と深く結びついています。ヨガ哲学における「セーヴァ(奉仕)」の概念は、自己の学びを他者のために開いていく姿勢を指します。知識が自分の内側で熟成されるにつれて、それを分かち合いたいという衝動が自然に湧いてくる——うりさんの変化はまさにその流れを体現しています。
現在は、オンラインレッスンや地域の方へのレッスンに向けて、少しずつ行動に移していこうとしています。「今すぐにというわけではない」という言葉には、焦らず自分のペースで進もうとする姿勢が滲んでいます。それもまた、ヨガ哲学が日常に根付いた証と言えます。
「『知識を深めたい』から始まって、気づいたら『人に伝えたい』に変わっていた——この変化こそが、ヨガ哲学を学んだ証だと思います。私自身も体が硬いところから始めて、できないことがたくさんありました。でも、だからこそ伝えられることがある。うりさんのように、自分の学びを誰かのために開いていく瞬間は、指導者としての出発点になります」
— 福田 舞(ヨガインストラクター)
RYT200取得後に求められること——資格は「始まり」である
RYT200を取得した後、全米ヨガアライアンスへの登録には申請料50ドルと年会費65ドルが必要です(OREO YOGA ACADEMYのコース料金とは別途)。登録後は、継続教育の受講と会員資格の更新、そして全米ヨガアライアンスのEthical Commitmentへの遵守が求められます。資格は取得して終わりではなく、学び続けることを前提とした仕組みになっています。
OREO YOGA ACADEMYはYACEP認定プロバイダーでもあり、RYT資格取得後の継続教育にも対応しています。全米ヨガアライアンスの規定では、3年間で30時間の継続教育が必要とされており、そのうち最低10時間はコンタクトアワー(直接指導)、残り20時間は自己学習で充当できます。資格を維持しながら学び続ける環境が整っているかどうかは、スクール選びの際に確認しておきたい点のひとつです。
うりさんが学んだRYT200オンラインコースの受講料は270,000円(税別)です。クレジットカードであれば最大20回の分割払いにも対応しており、月々13,500円から始めることができます。銀行振込の場合は一括払いのみで、5,000円の割引が適用されます。なお、返金保証はなく、原則として返金には対応していないため、申し込み前に説明会で詳細を確認することをおすすめします。
受講形式はオンラインだけではありません。全国47都道府県への出張対面マンツーマン(310,000円・税別)や、沖縄・京都・軽井沢の3拠点から選べる合宿リトリート(350,000円〜・税別、宿泊費込)も用意されています。自分の生活スタイルや学び方の好みに合わせて選べる点は、長く学びを続けるうえで重要な要素です。
よくある質問
まとめ:ヨガ哲学を日常に生かすための次の一歩
ヨガ哲学は、マットを離れた瞬間にこそ試されます。呼吸の整え方、感情との距離の取り方、他者への接し方——これらはすべて、日常という実践の場で磨かれていくものです。うりさんの学びが示すのは、「深く学ぼうとする姿勢」と「自分のペースを守る安心感」が重なったとき、ヨガ哲学は知識から生き方へと変わるということです。
資格取得を検討している方は、まず自分がどんな環境で学びたいかを整理してみてください。繰り返し視聴できる動画で自分のペースを守りたいのか、対面でアライメントを確認しながら進めたいのか、合宿で集中して学びたいのか——その答えによって、最適な形式は変わります。OREO YOGA ACADEMYでは毎日1対1のオンライン個別説明会を開催しており、疑問を持ったままにせず、自分に合った選択肢を確かめることができます。
「無理しなくて大丈夫」——その言葉は、ヨガ哲学の根底にある考え方と同じです。完璧を目指さなくていい。今日の自分が昨日より少し深く呼吸できれば、それで十分です。学びの入口は、思っているよりずっと近くにあります。
OREO YOGA ACADEMYの詳細は、公式サイト(https://oreo.yoga/)でご確認ください。
参考文献
- Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年04月)
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