「趣味でヨガを続けてきただけ」という自己評価が、RYT200の学びを通じて静かに崩れていく。その変化は劇的なものではなく、むしろ固まっていた思い込みが少しずつほぐれていくような感覚に近いものです。海外駐在中にオンラインでRYT200を取得し、帰国後に活動拠点を日本へ移そうとしている真央さんの歩みは、「ヨガを教える資格を持つ人」と「ヨガを教えられる人」のあいだにある固定観念を、丁寧に解きほぐしていくプロセスでもありました。
この記事のポイント
- 「趣味のヨガ」と「教えるヨガ」のあいだにある固定観念は、RYT200の学びを通じて具体的にほぐすことができます。
- 海外在住・多忙な環境でも、動画講義と1対1のマンツーマン実技セッションを組み合わせることで、自分のペースで資格取得まで進められます。
- 資格取得後に「場所探し」「宣伝」など未経験の壁が待っていることを事前に知っておくと、学びの段階からキャリア設計をより具体的に描けます。
RYT200とは?ヨガ指導者への入口となる国際資格
RYT200は、全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance)が認定する200時間のヨガ教師トレーニングです。ヨガのテクニック・哲学・解剖学・倫理の基礎を体系的に学ぶ入門資格として位置づけられており、多くの新人インストラクターがこの資格から指導者としてのキャリアをスタートさせます。
全米ヨガアライアンスの認定校(RYS)でトレーニングを修了し、修了テストに合格すると、Yoga Allianceへの登録申請が可能になります。申請料は50ドル、年会費は65ドルで、登録後は継続教育の受講と会員資格の更新が求められます。資格はあくまで「入口」であり、取得後も学び続ける姿勢が前提として組み込まれているのが、この資格の特徴です。
「趣味でヨガをやってきた人が、教える側に立てるのか」という問いは、RYT200を検討する多くの人が抱く最初の固定観念です。しかし実際には、ヨガを深く愛してきた人ほど、学びの解像度が高く、指導者としての言葉が生徒の実感に届きやすい側面があります。真央さんのケースは、その典型的な例と言えます。
なぜ「趣味のヨガ」が資格取得の決意につながったのか?
きっかけは、周囲の友人からの一言でした。長年趣味として続けてきたヨガを見ていた友人たちから「教えてほしい」と声をかけられたとき、真央さんの中で何かが動きました。
「趣味で続けてきたヨガですが、周囲の友人から教えて欲しいと声をかけてもらいました。人に教えるのであれば、資格として取得しようと決意しました」
この言葉には、「趣味」と「指導」のあいだに自分で引いていた線が、他者の目線によって問い直された瞬間が凝縮されています。「自分はただ好きでやっているだけ」という自己評価は、長くヨガを続けてきた人ほど根強く残りやすいものです。しかし、他者から「教えてほしい」と言われる体験は、その固定観念を外から揺さぶる力を持っています。
ヨガ哲学の文脈では、「スワディヤーヤ(自己探求)」という概念があります。自分自身を深く観察し、思い込みや習慣的なパターンに気づくことを指すこの考え方は、資格取得の動機においても働いています。「私には無理」「趣味の域を出ない」という内なる声に気づき、それを手放すプロセスそのものが、ヨガ的な実践と重なります。
決意した後に直面したのが、「どこで学ぶか」という問題でした。当時、真央さんは海外に駐在中。通学型のスクールは選択肢に入りませんでした。
海外在住でも「しっかり学んだ実感」を求めてスクールを選んだ理由
スクール選びで真央さんが重視したのは、オンラインで取得できることだけではありませんでした。「しっかりと学んだ実感が持てるスクール」という条件が、もう一つの軸でした。
「海外駐在中で、オンラインで取得でき、かつしっかりと学んだ実感が持てるスクールを探していました。調べていくと、OREO YOGA ACADEMYに辿り着きました」
「オンラインで手軽に取れる資格」ではなく、「オンラインでも本質的に学べる環境」を求めていた点に、真央さんの学びへの姿勢が表れています。OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは、全20講義・動画28本の録画講義と、講師との1対1のLINEマンツーマン実技セッションを組み合わせた形式です。動画は24時間いつでも視聴でき、取得期限は設けられていません。海外在住で時差のある環境でも、自分のペースで学習を進められる設計になっています。
受講料はRYT200オンラインコースが270,000円(税別)で、クレジットカードを使えば最大20回の分割払いにも対応しています。Yoga Allianceへの登録申請料(50ドル)と年会費(65ドル)は別途必要です。
「オンラインで学ぶことへの不安を持つ方は少なくありません。でも、真央さんのように『しっかり学んだ実感』を求めて選んでくださる方は、学びの質に対して真剣だということ。その姿勢があれば、形式がオンラインであっても、知識と実力は確実に積み上がっていきます。私自身も体が硬いところからヨガを始めたからこそ、『できない』を抱えながら学ぶことの価値を知っています。大切なのは環境ではなく、自分の内側に向き合い続ける意志です」
— 福田 舞(ヨガインストラクター)
RYT200の固定観念をほぐした学びのプロセスとは?
実際に受講を始めてみると、真央さんが感じたのは「自分のペースで進められる」という安心感でした。1回最大60分程度に分けられた動画講義は、海外での生活リズムに合わせて視聴できます。仕事の合間や、現地でのヨガサークル活動の前後に少しずつ学びを積み重ねていく日々が続きました。
「授業映像もわかりやすく、自分のペースで進めることができました。マンツーマンで、アーサナのオンラインチェックを行なってもらえるのも大変ありがたかったです。フィードバックもかなり丁寧でわかりやすいです」
アーサナ(ポーズ)の習得において、1対1のフィードバックが果たす役割は大きいものがあります。指導法の観点から言えば、ポーズの「形」だけを見るのではなく、その人の身体の使い方・重心の位置・呼吸のタイミングを合わせて観察することで、初めて的確なキューイング(言語での誘導)が生まれます。画面越しであっても、マンツーマンという形式がこの観察の質を担保しています。
一方で、課題については正直な感想も残っています。
「課題もレポートや提出動画が少し多くは感じましたが、取り組むことで知識と実力がついていくと最後には、やって良かったと思えました」
「多い」と感じた課題が、終わってみれば「やって良かった」に変わります。この感情の転換は、学びの密度が高かったことの裏返しです。レポートを書くことで理論を言語化し、提出動画を通じて自分の身体の動きを客観視する。この二つのプロセスは、「知っている」と「できる」のあいだにある距離を縮めるための、地道で確実な方法です。
担当講師の印象について、「皆さん素晴らしく、優しく穏やかな印象です」と話す言葉にも、学びの環境への信頼が滲んでいます。OREO YOGA ACADEMYは全米ヨガアライアンス認定校(RYS)であり、運営会社チェルシー株式会社は10年以上の運営実績を持つホットヨガスタジオ「SANCTUARY」も展開しています。現場に根ざした指導者が関わっているという背景は、フィードバックの質にも反映されているのでしょう。
資格取得後に見えてきた「慣れないこと」という新しい壁
RYT200を取得し、帰国が決まった真央さんの前に、次の景色が広がっています。海外でヨガサークルを主催してきた経験を活かしながら、今度は日本に活動拠点を移すという挑戦です。
「日本に帰国が決定しました。現在、海外でヨガサークルを主催しておりますが、拠点を日本に移し、活動していきたいと思っています。場所探しや、宣伝など慣れないことばかりかと思いますが、チャレンジしていきたいです!」
この言葉には、資格取得という一つの区切りを越えた先に、また別の固定観念が待っていることへの正直な認識があります。「場所探し」「宣伝」という具体的な言葉が出てくるのは、すでに次のステップを現実として見据えているからです。
ヨガインストラクターとして活動を始める段階では、「教えること」以外のスキルが求められます。スタジオや公共施設でのレンタルスペース確保、SNSや口コミを通じた集客、料金設定やスケジュール管理。これらは、ヨガの知識とは別の領域です。しかし、海外でヨガサークルを主催してきた経験は、この「慣れないこと」に向き合うための下地になっているはずです。
OREO YOGA ACADEMYでは、インストラクターデビュー支援も提供しています。資格取得後も担当制サポートのもとでLINE・メール・電話での相談が可能で、学びが修了した後も伴走してもらえる環境があります。「慣れないことばかり」という不安を一人で抱えなくてよい仕組みが、キャリアの入口に用意されているのは心強い点です。
「資格を取得した後に『慣れないことばかり』と感じるのは、むしろ正直な感覚だと思います。指導の技術は学べても、場所を探したり、自分を知ってもらったりする経験は、動き始めてから少しずつ積み上げていくものです。でも、海外でサークルを主催してきた真央さんには、すでにその土台があります。『少しずつ』でいい。焦らず、自分のペースで前に進んでほしいと思います」
— 福田 舞(ヨガインストラクター)
RYT200の固定観念をほぐすために、受講前に確認しておきたいこと
真央さんの学びのプロセスを振り返ると、RYT200に向き合う前に知っておくと良いことが、いくつか浮かび上がります。
まず、「趣味のヨガと指導者のヨガは別物」という思い込みは、必ずしも正確ではありません。長く実践を続けてきた人が持つ身体感覚や、ポーズへの解像度は、指導の言葉に深みをもたらします。解剖学的な観点から言えば、自分の身体で繰り返し試行錯誤してきた人は、筋肉の働きや関節の可動域について、教科書的な知識とは異なる実感を持っています。その実感こそが、生徒に届くキューイングの源泉になります。
次に、「課題が多い」と感じることへの心構えです。RYT200のカリキュラムでは、理論の習得と実技の習熟を並行して進めます。レポートや提出動画が「負担」に感じられる時期があるとしても、それは学びが深まっているサインです。真央さんが最終的に「やって良かった」と感じたように、課題の量は学びの密度と比例しています。
資格取得後のキャリアについても、学びの段階から意識しておくことが大切です。「教える場所をどう確保するか」「どうやって生徒に知ってもらうか」という問いは、資格を手にした後に初めて現れるものではありません。学びながらイメージを育てておくことで、デビュー後の動き出しが変わります。OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースには取得期限がないため、自分のペースで学びながら、同時にキャリアの準備を進めることも可能です。
受講形式については、オンライン(270,000円・税別)のほか、講師が全国47都道府県に出張する短期集中マンツーマン(310,000円・税別)、沖縄・京都・軽井沢の3拠点から選べる合宿リトリート(350,000円〜・税別、宿泊費込み)も用意されています。自分の生活スタイルや学び方の好みに合わせて選べる点は、固定観念を持たずに選択肢を広げる意味でも重要です。
よくある質問
まとめ:固定観念をほぐした先に、自分だけの指導者像がある
「趣味でしかない」「海外にいるから無理」「課題が多そうで続けられない」。真央さんが乗り越えてきた固定観念は、RYT200を検討する多くの人が心のどこかに抱えているものと重なります。
資格取得はゴールではなく、指導者としての実践が始まる入口です。「場所探しや宣伝など慣れないことばかり」という言葉を、不安ではなく次の挑戦として語れるようになったこと自体が、学びを通じた変化の証です。
RYT200の学びに踏み出すかどうかを迷っているなら、まず自分の中にある「〜だから無理」という声に気づくことから始めてみてください。その声をほぐすヒントは、OREO YOGA ACADEMYの公式サイト(https://oreo.yoga/)で確認できます。毎日開催されている1対1のオンライン個別説明会(約60分)では、自分の状況や疑問を直接相談することもできます。固定観念は、一人で向き合うより、話しながらほぐれていくことの方が多いものです。
参考文献
- Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年05月)
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