セラピストとして日々お客様の身体に向き合いながら、「もっと一緒にできることがあるのでは」と感じていた葵さん。3人の子どもを育てるシングルマザーでもあります。地方在住で通学が難しく、長く踏み出せなかったヨガの資格取得に、OREO YOGA ACADEMYのオンラインコースで挑んだ。約2年の学びを経て手にしたRYT200は、セラピストとしてのキャリアだけでなく、自分自身の生き方そのものを変えるきっかけになっています。
この記事のポイント
- 子育てと仕事を両立しながらでも、取得期限のないオンラインコースなら自分のペースでRYT200を取得できる
- セラピストの経験とヨガの知識を掛け合わせることで、施術の幅と深みが広がる
- 講師の言葉を書き起こし、声に出して練習するという地道な反復が、指導への自信につながる
OREO YOGA ACADEMYとは?
OREO YOGA ACADEMYは、全米ヨガアライアンス認定スクール(RYS)として、RYT200をはじめとする複数の資格コースを提供しています。オンデマンド動画とZoom・LINEを組み合わせたオンライン学習に加え、代々木上原校や横浜校での対面マンツーマン、沖縄・京都・軽井沢でのリトリート合宿など、多様な受講形式を用意しているのが特徴です。
RYT200は、ヨガのテクニック・哲学・解剖学・倫理の基礎を200時間かけて学ぶ入門資格で、多くの新人インストラクターが最初に取得する資格として知られています。OREO YOGA ACADEMYのオンラインコースでは、座学10回・実技10回の録画講義に加え、リードトレーナーとの60分のマンツーマンセッションが3回組み込まれており、全体の15%以上がライブ形式の同期型学習として設計されています。取得期限を設けていないため、仕事や育児と並行しながら自分のリズムで進められる点が、多忙な日常を送る人にとって大きな選択肢になっています。
OREO YOGA ACADEMYを選んだ理由は何だったのか?
葵さんがヨガの資格取得を考え始めたのは、セラピストとしての仕事の延長線上でした。日々の施術を通じてお客様の身体に触れるなかで、「一緒にできることがもっとあるのでは」という思いが膨らんでいったといいます。
「セラピストとして、お客様と一緒にできることはないかなと思ったのが、ヨガでした。自分自身もヨガを習っていて、身体のプラスの変化を感じていたんです」
自分の身体で実感していたヨガの効果を、施術と組み合わせてお客様に届けたい。その思いは明確でしたが、地方在住で3人の子育て中という現実が立ちはだかっていました。決まった時間に教室へ通うことが難しく、資格取得は長い間「いつかやりたいこと」のまま棚上げされていたのです。
転機になったのは、コロナ禍でオンライン受講が広がったことでした。OREO YOGA ACADEMYを選んだ決め手は、自分のペースで進められる学習スタイルです。
「3人の子育てをしながら働いていると、決められた時間に受講するのが大変なので、自分の隙間時間で勉強できるのが決め手でした」
子どもたちが寝静まった夜、あるいは仕事の合間のわずかな時間。録画講義を自分のタイミングで再生できる仕組みは、時間の制約が厳しい環境にいる人ほど相性がよいと言えます。取得期限がないという設計も、「今日は進められなかった」という日があっても焦らずに済む安心材料になったのでしょう。
2年間の学びのなかで、何が壁になったのか?
葵さんの受講期間は約2年に及びました。自分のペースで進められるメリットの裏側には、「やらなければいつまでも進まない」という自律の難しさがあります。子育て・仕事・学びの三つを同時に回す日々のなかで、学習が停滞する時期もあったはずです。
「自分のペースで進められる分、やらないといつまでも進まないので、2年近くかかってしまいました」
この言葉には、自分を責めるニュアンスよりも、それでも諦めなかったという静かな誇りがにじんでいます。オンライン学習では、教室に通うような外的な強制力がない分、モチベーションの維持が最大の課題になりがちです。特に育児中は、子どもの体調や学校行事など予測できない出来事が日常的に起こり、計画通りに進まないことのほうが多いでしょう。
それでも学びを続けられた背景には、独自の工夫がありました。録画講義を何度も繰り返し視聴し、講師の言葉をすべて書き起こす。そしてそれを自分の声で読み上げながら練習する。一見すると地道すぎるこの方法が、知識を身体に染み込ませる確かな手段になっていたのです。
ヨガの指導においては、ポーズの形だけでなく、言葉で身体の動きを導く「キューイング」の技術が欠かせません。講師の言葉を書き起こし、声に出して反復するという学び方は、キューイングの精度を高めるうえで理にかなっています。身体の使い方を言語化する力は、テキストを読むだけでは身につきにくく、実際に声に出すことで初めて自分のものになっていくからです。
「講師の言葉を書き起こして声に出す、という学び方は一見遠回りに見えますが、指導の現場ではこれが一番効いてきます。ポーズの誘導は、自分の身体で理解しているだけでは足りなくて、それを相手に伝わる言葉に変換する力が必要です。書いて、声に出して、身体を動かす。この三つを同時に行うことで、頭と身体と言葉がつながっていくんですね」
— MAYU(ヨガインストラクター)
担当講師の存在は、OREO YOGA ACADEMYでの学びにどう影響したのか?
オンライン学習で孤独を感じやすい環境のなかで、葵さんにとって大きな支えになったのが担当講師の存在でした。OREO YOGA ACADEMYでは担当制のサポート体制が敷かれており、LINE・メール・電話での相談に加え、リードトレーナーとのマンツーマンセッションが組み込まれています。
「先生の優しい声や励ましで、どうにか卒業することができました。疑問をしっかりと解決してくれるので、自分でも大丈夫という自信につながりました。本当に感謝です」
「自分でも大丈夫」という言葉が印象的です。セラピストとしての経験はあっても、ヨガの指導は未知の領域。200時間のカリキュラムには解剖学や哲学といった座学も含まれ、実技だけでなく知識面でも壁を感じる場面があったことは想像に難くありません。そうした不安を一つひとつ解消してくれる存在がいたことで、2年という長い道のりを完走できたのでしょう。
ヨガの学びにおいて、呼吸と身体の連動を理解することは座学だけでは限界があります。たとえば、ウジャイ呼吸(勝利の呼吸)のように喉の奥を軽く締めて行う呼吸法は、文字や動画で理屈を知っていても、実際にやってみると「これで合っているのか」と迷いやすい技術です。マンツーマンセッションで直接フィードバックを受けられることの価値は、こうした微細な身体感覚の確認にこそ発揮されます。
テキストのわかりやすさも、学習を支えた要素の一つでした。
「テキストが分かりやすくて、勉強しやすかったです。何度も繰り返し見ることができるので、先生の言葉を全て書き起こして、自分で言いながら練習をしました」
繰り返し視聴できるオンデマンド動画と、疑問をリアルタイムで解消できるライブセッション。この二つが噛み合うことで、「わからないまま先に進んでしまう」という不安が軽減される構造になっています。
RYT200の取得を経て、何が変わったのか?
葵さんの目標は、資格を取得して終わりではありません。セラピストとしての施術にヨガを組み合わせた独自のクラスを構想し、その先にはさらに大きなビジョンを描いています。
「自分のスタジオを持って、ヨガプロップスのブランドを立ち上げるのが夢です。シングルマザーとして、同じ境遇の方々の身体のチカラを抜けるような、そんな素敵なイベントも開催していけたらいいなと思っています」
「身体のチカラを抜ける」という表現に、セラピストならではの感覚が表れています。ヨガ哲学の八支則のなかに「アパリグラハ(執着を手放すこと)」という教えがありますが、身体の緊張を手放すという行為は、まさにその実践の入り口と言えます。日々の生活で無意識に力が入り続けている肩や背中を、呼吸ともにゆるめていく。セラピストとして身体に触れてきた経験があるからこそ、「力を抜く」ことの難しさと大切さを深く理解しているのでしょう。
同じ境遇の人たちに届けたいという思いは、単なるビジネスプランではなく、自分自身が経験してきた大変さへの共感から生まれたものです。子育てと仕事に追われる日々のなかで、ヨガを通じて自分の身体と心に向き合う時間を持てた。その経験が、同じように余裕のない毎日を送る人たちへの「場づくり」という形で還元されようとしています。
「セラピストの手技とヨガの呼吸誘導を掛け合わせるというのは、実はとても理にかなったアプローチです。施術で筋膜をゆるめた後に、深い呼吸とともにポーズをとると、身体の変化をより実感しやすくなります。自分のペースで大丈夫ですよ、と声をかけながら、その人なりの心地よさを一緒に探していく。そういう指導ができるのは、身体に触れてきた経験があるからこそですね」
— MAYU(ヨガインストラクター)
OREO YOGA ACADEMYでRYT200を目指すなら、知っておきたいこと
RYT200の取得を検討している方にとって、費用と学習の進め方は気になるポイントでしょう。OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは、通常290,000円(税別)のところ、期間限定で240,000円(税別)で受講できます。支払いは銀行振込(一括のみ・5,000円割引あり)またはクレジットカード(1回から20回までの分割に対応)から選べます。
Yoga Allianceの情報によると、登録ヨガスクールのトレーニング費用はプログラムの長さ・場所・形式によって1,500ドルから5,000ドル以上と幅があります。OREO YOGA ACADEMYの価格帯は、この国際的な相場のなかでも比較的手が届きやすい範囲に位置しています。なお、資格取得後にはYoga Allianceへの申請料50ドルと年会費65ドルが別途必要です。継続教育の受講や会員資格の更新、倫理規定の遵守も求められるため、取得後のランニングコストも視野に入れておくとよいでしょう。
葵さんのケースが示しているのは、「完璧な環境が整ってから始める」のではなく、「今の環境のなかできる方法を選ぶ」という判断の大切さです。地方在住で、シングルマザーで、セラピストとして働きながら。決して余裕のある状況ではなかったはずですが、取得期限のない仕組みと、隙間時間を活かせる学習設計が、その一歩を可能にしました。
オンラインだけでなく、通学短期集中のマンツーマンや、沖縄・京都・軽井沢での合宿形式も選べるため、自分の生活スタイルや学び方の好みに合わせて受講形式を検討できます。毎日実施されている個別説明会(オンライン・約60分)で、具体的な進め方や疑問点を直接確認してみるのも一つの方法です。
よくある質問
まとめ
2年という時間をかけてRYT200を取得した葵さんの歩みは、華やかなサクセスストーリーではありません。子どもたちの世話をしながら、仕事の合間に動画を再生し、講師の言葉を一つひとつ書き起こす。進まない日もあれば、疑問が解けずに立ち止まる日もあったでしょう。それでも「自分でも大丈夫」という確信を少しずつ積み重ね、セラピストとヨガインストラクターという二つの軸を手にしました。
資格取得を迷っている方は、まず自分の生活のなかで「どの時間なら学びに充てられるか」を具体的に書き出してみてください。通勤時間、子どもの昼寝中、就寝前の30分。その小さな時間の積み重ねが、やがて新しいキャリアの土台になります。完璧なタイミングを待つよりも、今の自分にできる一歩を選ぶこと。それが、学びを始めるうえで最も確かな判断基準です。
参考文献
- Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年03月)
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