ヨガを10年続けてきた人が、ある日「資格を取ろう」と決意したとき、そこには単なるキャリアアップ以上の動機がありました。ヨガインストラクターとしての学び直しは、技術の習得にとどまらず、自分の身体の見方、ヨガとの向き合い方、そして人生そのものの解釈を変える経験になることがあります。ひとさんのストーリーは、まさにその一例です。
この記事のポイント
- ヨガ歴10年の節目に学び直しを選んだひとさんは、難聴という身体的な制約をRYT200オンラインコースで乗り越え、資格取得後に「楽器演奏×ヨガ」という独自のクラスを開く目標を手にしました。
- 録画形式の動画講義は、聞き逃しを巻き戻せる安心感だけでなく、解剖学やサンスクリット語を自分のペースで消化できる学習環境として機能しました。
- ヨガ哲学の卒業課題をきっかけに、インドの神話とアーサナを組み合わせた「心の旅となるクラス」という新たなビジョンが生まれました。
ヨガインストラクターの学び直しとは何か?
ヨガインストラクターの学び直しとは、ヨガを実践・指導してきた経験者が、改めて体系的なトレーニングを受け、資格取得や専門知識の深化を目指すプロセスを指します。単に「資格を持っていなかった人が取得する」という話ではなく、長年の実践経験を持つ人が、解剖学・ヨガ哲学・指導法といった専門領域を再構築することで、自身の指導に新たな軸を加える行為です。
全米ヨガアライアンスのRYT200は、ヨガのテクニック・哲学・解剖学・倫理の基礎を学ぶ200時間の入門資格であり、多くの指導者がキャリアの出発点として選ぶ資格です。ヨガ歴が長くても、体系的に学んだことがなければ、指導の根拠が「感覚」にとどまりがちになります。学び直しはその感覚を言語化し、裏付けを持たせる機会でもあります。
10年目の節目に、なぜ学び直しを選んだのか?
高校生のころ、スタジオに通い始めたヨガ。一時期離れた時期もありましたが、数年ぶりに戻ってきたとき、身体はしっかりとヨガを覚えていました。その感覚に、ひとさんは改めてヨガへの愛着を確信しました。
「やっぱりわたしはヨガが好きだなぁと再認識しました。ヨガに出会って10年目の記念に、何か形に残ることをしたいなと思ったのがきっかけです」
「形に残ること」という言葉が印象的です。資格は取得後も継続教育の受講と会員資格の更新が求められ、一度取れば終わりではありません。それでも、10年という節目に「証明できるもの」を求めたのは、ヨガへの向き合い方が変わってきたからこそでしょう。長年の実践を経て、自分の内側で積み上げてきたものを、外側に表現したくなる瞬間があります。ひとさんにとって、RYT200の取得はその表現の一形態でした。
難聴という壁を、録画形式の学習でどう乗り越えたのか?
スクール選びには、ひとさん固有の事情がありました。軽度の難聴があり、大人数の中で声を聞き取ることが苦手だといいます。対面授業やグループ受講への不安は、他のスクールを検討する段階から壁になっていました。
「サンスクリット語や解剖学の用語など、耳慣れない単語の聞き逃しが怖くて、なかなか一歩踏み出せず……。OREOのように録画形式の授業であれば、聞き取れなかったところも巻き戻しができたり、どうしても分からない部分は家族に手伝ってもらえばきっちり勉強できる!と思い受講を決めました」
OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは、録画講義で構成されており、短い動画に分かれています。24時間いつでも視聴でき、取得期限もありません。この設計が、ひとさんの学習スタイルと合致しました。
この「巻き戻せる」という安心感は、学習の質に直結します。ヨガの解剖学では、骨格の名称や筋肉の走行を正確に理解することが、安全な指導の基礎になります。たとえば、股関節の外旋と内旋の違いを誤解したまま指導すれば、生徒の膝や腰に負担をかけるリスクがあります。聞き逃しを恐れずに何度でも確認できる環境は、単なる利便性ではなく、知識の正確性を担保するために重要な要素です。
「動画を何度も巻き戻し繰り返し観ることができたのが本当に有難かったです。内容は難しいと感じる場面もありましたが、一時停止してテキストや参考書を読み返し、一つずつ納得しながら進められる点も魅力的だと思います」
仕事や家事と並行しながら、自分のペースで進められる学習スタイル。それが、ひとさんにとって「受講を決めた」理由の核心でした。
学びの過程で気づいた、スタジオ通いでは見えなかったこと
10年間スタジオに通い続けてきたひとさんにとって、RYT200の学びは「知っているつもり」を丁寧に解体する時間でもありました。実技セッションでは、講師と1対1のLINEマンツーマン形式で、画面越しにアライメントを確認してもらう機会がありました。
「今までスタジオに通っているだけでは分からなかったこと、気がつかなかったことも、先生の一言で納得できたり気づきを得るのが毎回新鮮な感覚でした」
これはヨガ指導の本質に触れる気づきです。グループクラスでは、インストラクターの目は複数の生徒に分散されます。対して1対1の環境では、その人固有の身体の癖や呼吸のパターンに集中できます。長年の実践者ほど、自分の「習慣的な動き」に無自覚なことがあります。それを外側から指摘してもらう経験は、ヨガ歴に関係なく、指導者として大きな学びになります。
「ヨガ歴が長い人ほど、学び直しで得るものが大きいと感じています。長年の実践で培った身体感覚は財産ですが、それを言語化・体系化する機会がなければ、指導に落とし込むのは難しい。ひとさんのように『一つずつ納得しながら進む』という姿勢は、まさに指導者として必要な丁寧さだと思います。自分のペースで大丈夫ですよ、という言葉は、学ぶ側にも指導する側にも同じように当てはまります」
— MAYU(ヨガインストラクター)
卒業課題が開いた、ヨガ哲学という扉
RYT200の学びの中で、ひとさんが予想外に引き込まれたのがヨガ哲学の領域でした。卒業課題のレポートで、インドの神話と星座のつながりを取り上げたとき、それまでの学習とは異なる感覚が生まれました。
「これを書くのがとっても楽しくて!もっとヨガの中にあるストーリーを知りたいと思うようになりました。語り継がれる物語はわたしたちの内側を覗く鏡になると思っています」
ヨガ哲学は、アーサナ(ポーズ)の背景にある思想体系です。ヨガの八支則に代表されるように、身体の動きは内側の状態を整えるための手段であり、目的ではありません。神話や民間伝承が好きだというひとさんにとって、インドの宇宙観や神々の物語がアーサナの名称や形に宿っていると知ることは、ヨガの実践に新たな奥行きを与えました。
資格取得の過程で生まれた「新しい目標」という表現が、ひとさんの言葉の中にあります。学び直しとは、ゴールに向かうプロセスではなく、次の問いを見つけるための旅でもあります。卒業課題という締めくくりの場で、むしろ新たな探求が始まったという逆説が、学びの本質を表しています。
ヨガインストラクターの学び直しが変えた、指導のビジョン
RYT200を取得した後、ひとさんの目標は具体的な形を持ち始めました。現在は楽器演奏の仕事をしており、その経験とヨガを組み合わせるという、他にはないクラスのビジョンが生まれました。
「今後はフリーランスでヨガクラスを開催していく予定です。生の音が響く中でヨガをしたり瞑想のクラスを開いていきたいと思っています。アーサナの練習と神話を組み合わせて、心の旅となるようなヨガクラスを行っていきたいです」
生演奏と瞑想の組み合わせは、呼吸法の観点からも興味深いものがあります。音の振動は呼吸のリズムに影響を与えることが知られており、特に低音域の楽器は副交感神経を優位にしやすい環境を作ります。ヨガの瞑想実践において、外部の音環境は集中の質を左右する重要な要素です。ひとさんが描くクラスは、音楽とヨガの相乗効果を意図的に設計した、専門性の高い実践になる可能性を持っています。
「生の演奏の中で瞑想するクラス、私自身もそこに参加したいと思うほど魅力的なビジョンです。ヨガ哲学を学んだことで、アーサナの意味が身体の外側から内側へと広がっていく。その変化が指導のスタイルに反映されるとき、クラスに来る人が受け取るものの深さも変わります。今日の自分を褒めてあげましょう、という言葉は、学び続けることを選んだひとさんにこそ、まず向けたい言葉です」
— MAYU(ヨガインストラクター)
OREO YOGA ACADEMYでの学び直しを支えた仕組み
ひとさんが受講したOREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースは、全米ヨガアライアンス認定校(RYS)として認定を受けており、修了テストに合格することで全米ヨガアライアンスへの登録申請が可能になります。
学習形式は動画講義とLINEマンツーマン実技セッションの組み合わせで、日程は講師と個別に調整できます。受講料は270,000円(税別)で、クレジットカードを使えば分割払いにも対応しています。銀行振込による一括払いを選ぶと割引が適用されます。なお、返金保証はなく、原則として返金には応じていないため、申し込み前に説明会などで十分に確認しておくことが大切です。
動画講義は24時間アクセス可能で、取得期限もなく、卒業後も視聴を続けられます。ひとさんが感じた「一時停止してテキストを読み返す」という学習スタイルは、この設計があってこそ成立しました。担当制サポートのもと、LINEやメールでの質問対応も整っており、学習の途中で詰まったときに一人で抱え込まずに済む環境が用意されています。
RYT200以外にも、上級資格のRYT500(500時間)、マタニティヨガのRPYT85(85時間)、キッズヨガのRCYT95(95時間)など、学びの方向性に応じて選択できるコースが用意されています。また、全米ヨガアライアンスの資格を維持するには、一定期間ごとに継続教育が必要であり、OREO YOGA ACADEMYはYACEP認定プロバイダーとして継続教育プログラムも提供しています。
よくある質問
まとめ:学び直しは、次の問いを見つける旅
ひとさんのストーリーが示すのは、ヨガインストラクターとしての学び直しが「資格を持つ」という結果以上のものをもたらすということです。解剖学の知識が身体への理解を深め、ヨガ哲学の学びが指導のビジョンを広げ、卒業課題が次の探求の出発点になりました。10年という実践の蓄積があったからこそ、体系的な学びが深く響いた側面もあります。
身体的な制約があっても、生活スタイルに合わせた学習環境を選べば、学び直しの扉は開いています。「自分のペースで進められる」という環境が、学びの質を左右することをひとさんの経験は教えてくれます。
もし今、ヨガへの向き合い方を変えたい、指導に根拠を持たせたい、あるいは長年の実践を形にしたいと感じているなら、まず一度、自分の学習スタイルと照らし合わせてみてください。OREO YOGA ACADEMYでは毎日1対1のオンライン個別説明会を開催しており、疑問や不安を事前に整理する機会として活用できます。詳細はOREO YOGA ACADEMY公式サイト(https://oreo.yoga/)で確認できます。
参考文献
- Yoga Alliance 認定トレーニングの選び方 Yoga Alliance(参照日: 2026年05月)
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