働きながらヨガ資格へ|子育て中に2年近くかけた書き起こしと練習

2026年10月13日

落ち着いたダスティローズの長袖トップで猫のポーズを行う成人モデル

働きながらヨガ資格を学び、子育てとも両立するには。「自分のペースで進められる」は魅力的な条件ですが、予定が決まっていないからこそ、なかなか学習が進まないこともあります。セラピストとして働き、三人の子どもを育てていたyasucoさんのRYT200の学びも、短期間で一気に終わるものではありませんでした。

受講記録では、卒業までに二年近くかかったと振り返っています。その間に取り組んだのは、講師の言葉を書き起こし、自分で口に出しながら練習すること。この記事では、隙間時間で学べる講座を選んだ理由から、動画の使い方、疑問を確かめた経験、卒業後に描いた目標まで、一人の受講時の記録をたどります。

セラピストの仕事に、ヨガをつなげたいと思った

ヨガ資格を調べ始めた理由は、お客様と一緒にできることを探していたからでした。本人もヨガを習っていて、体調に良い変化を感じていたと回答しています。ただ、その個人的な実感を治療の効果として証明したり、誰にでも同じ変化が起こると広げたりすることはできません。

問いの出発点は、今の仕事をやめて別の職業になることではなく、セラピストとして関わっているお客様と、何が一緒にできるだろうかということ。すでに持っている仕事の経験に、新しい学びを加えようとした選択でした。

地方で通学することの大変さから、学び方には悩んでいたそうです。その後、オンラインでの受講が可能になったことをきっかけに、OREO YOGA ACADEMYのRYT200オンラインコースへ進みました。原文にある当時のオンライン受講の説明を、現在の制度やすべての講座の条件として扱うわけではありません。

Yoga AllianceのRYS 200基準では、ポーズなどの実践、解剖学・生理学、ヨガの人文学、指導に必要な専門的事項という四つの学習領域が示されています。

この制度の説明と、本人が講座を選んだ理由は分けて読めます。学ぶ領域を体系的に揃えることと、家族や仕事の予定に合わせて受講できること。その二つが自分の生活の中で両立するかが、受講を決める際の具体的な条件になっていました。

三人の子育てと仕事に、固定の受講時間を合わせるのは難しかった

講座選びで決め手になったのは、自分の隙間時間で勉強できることでした。仕事をしながら三人を育てていると、決められた時間に受講するのが大変だった、と本人は説明しています。

固定の時間へ生活を合わせるより、自分に空いた時間を学習へ使える形式を選んだことが、働きながら学ぶための条件でした。三人の子育てと仕事を続ける中で、一律の受講時間ではなく、自分の生活側から学べる時間を考えていたのです。

オンラインであっても、決まった日時に参加する講義と、録画を自分で見る講義では、生活への組み込み方が違います。yasucoさんが重視したのは後者の自由さでした。動画があるだけで学習が自動的に進むという話ではなく、受講する機会を自分で選べることが、申し込む際の理由になっていたのです。

子育て中に講座を比べる読者にとっても、「オンラインか通学か」という二択より、必ず参加する日時はあるか、質問や実技を確認する機会はどう設けられているかを見る方が、自分の生活と照らし合わせやすくなります。ただし、ここから先に紹介する長さや練習方法は、一人の受講時の経験です。

声に出しながらマットで指導を練習する成人モデルのイメージ

自由に進められるからこそ、二年近くかかった

実際に受講すると、テキストが分かりやすく、勉強しやすかったと感じたそうです。一方で、本人は自分のペースで進める難しさについても率直に答えています。

自分のペースで進められる分、やらないといつまでも進まないので、2年近くかかってしまいましたが、何度も繰り返しみる事ができるので、先生の言葉を全て書きおこして、自分で言いながら練習をしました。

「二年近く」という数字は、同じ講座の標準的な修了期間でも、すべての受講者が使える期限でもありません。本人が振り返った学習の長さです。その過程を、ゆっくりでも良いと一言で片付けると、自由な形式でも取り組まなければ進まないという実感が抜け落ちます。

自由さを選んだことと、その自由さの中で学習に時間がかかったこと。その両方を率直に語っている点も印象的です。生活と両立できる条件を選んだとしても、自分から動画を開き、教材を読み、練習へ移ることは必要でした。

これから受講する場合は、現在の教材閲覧期限や修了期限を確かめてください。過去に二年近くかけた人がいることを根拠に、自分が申し込む講座も同じ期間使えると推測することはできません。学習が長引いた場合の確認点は、RYT200オンラインの学習を再開するときの手順、形式全体の比較は仕事をしながらヨガ資格を取るための学習時間と実技の組み方で整理しています。

講師の言葉を、見て終わりにせず自分の声で練習した

長く学ぶ中で印象的なのは、動画を何度も見るだけでなく、講師の言葉を書き起こしたという取り組みです。聞いた説明を文字にし、その後、自分でも言いながら練習したと回答しています。映像を眺める時間と、言葉を使って動作を案内する練習が、同じものではなかったことが分かります。

たとえば読者が自分のノートを作るなら、姿勢の名前を覚えたことと、どの順序で説明するかを整理したことは分けて残せます。声に出してみて途中で止まる箇所があれば、そこを次に講師へ聞く問いにすることもできます。これは本人の練習回数や課題内容の再現ではなく、その取り組みから考えられる学び方の一例です。

「耳で聞いた言葉を、自分でも使ってみる」という段階があったことに、この練習の特徴があります。教材をどれだけ見たかだけでなく、その説明を自分で口にできるか。書き起こしは、学んだ内容を使うための練習へつながっていました。

教材の書き起こしは、自分の学習として使うことと、外へ公開・配布することを分ける必要があります。受講規約や教材の利用条件を確かめ、講師の言葉を自分のオリジナル教材として公開しないようにしてください。本文では本人の取り組みを紹介しており、書き起こした教材の再配布を勧めるものではありません。

録画の説明を聞きながらノートへ書き留める成人モデルのイメージ

言葉を覚えることと、相手に合わせて伝えること

指導を学ぶ際には、説明の言葉を覚えた後に、目の前の相手へどう伝えるかという問いも残ります。講師の間宮愛さんは、既存の指導経験についての記録で、次のように述べています。

それぞれ体型や骨格、筋力が異なるのだから、人によって完成系も異なるはずです。

間宮さんは、一人ひとりの体へどう案内するかを指導の中で考え続けていると述べています。動画の言葉を練習することは出発点になりますが、同じ言葉で全員に同じ形を求めることとは違います。覚えた説明を、相手の体や理解に合わせて使うという次の課題もあります。

読者が学習中の言葉を確かめたいときも、言い方を丸ごと覚えるだけでなく、なぜその案内をするのか、相手に合わないときはどう確かめるかを講師へ質問できます。yasucoさんの学びにも、自分で説明を使う練習と、疑問を確認する機会の両方がありました。

疑問を解決してもらうことが、卒業へ向かう自信になった

担当講師については、優しい声や励ましに支えられ、卒業することができたと答えています。そのうえで、本人は次のように振り返っています。

疑問をしっかりと解決してくれるので、自分でも大丈夫という自信に繋がりました。

一人で教材を見直すことと、分からない点について答えをもらうことは、違う支えになっていました。疑問が残ったまま練習を繰り返すのではなく、確認できる相手がいたことを、本人は卒業までの学びの良かった点として挙げています。

長く学んだことだけを見れば、二年近くかかったという期間が目立ちます。しかし、回答には、その間に講師の言葉を練習し、疑問を解決し、卒業へ進んだ具体的な過程があります。早く終わったかどうかだけでは、本人が何に取り組んだかは伝わりません。

今の講座で質問をする方法や回答の範囲は、現在の案内で確認する必要があります。教材を見直せることと、理解しきれない点を講師に尋ねられることを区別して聞くと、自分が必要とする支援を整理しやすくなります。

オンラインで説明を聞きながら疑問を確認する成人モデルのイメージ

スタジオやイベントは、卒業後に描いた夢だった

今後の目標として挙げたのは、自分のスタジオを持ち、ヨガプロップスのブランドを立ち上げることでした。また、シングルマザーとして、同じ境遇の人が身体の力を抜けるようなイベントを開催したいとも回答しています。

これらは取材時点で描いた夢や希望であり、すでに実現した活動を紹介しているわけではありません。卒業した先で何をしたいかを、仕事や子育ての経験と結びつけて考えていました。

それでも、受講前のお客様と一緒にできることを探す問いと、受講後の同じ境遇の人へ向けた希望には、誰に何を届けたいかというつながりがあります。仕事と子育ての経験をなくして別の誰かになるのではなく、すでに持っている経験へ学びを加え、これからの形を考えていたことが読み取れます。

子育て中のヨガ資格取得には、一つの理想的な速さがあるわけではありません。この記録で参考になるのは、二年近くかかったことを美談にすることより、自分に合う形式を選び、その中で教材を使い、声に出し、疑問を確かめた具体的な取り組みです。自分が講座を選ぶときも、生活に入る形式と、実際にどう学ぶかの両方を考えてみてください。

参考情報

  • Standards for Registered Yoga Schools(養成課程の学習領域を確認)
  • ALIGN保有のyasucoさんのRYT200オンラインコース受講記録:本人の選択、学習、卒業時の希望を使用。取材時の経験であり、現在の講座条件や活動実績を示すものではありません。
  • 間宮愛さんの既存プロフィールepisodes「アーサナを自分に当てはめていくということ」:本人の指導に関する見解を引用。
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