「ヨガを続けたい」その一心が運んでくれた新しい道
車で1時間半。最寄りのヨガスタジオまでの距離を地図で測った時、画面を見つめたまま固まってしまった。
3年間、週2回欠かさず通っていたヨガスタジオ。仕事のストレスで凝り固まった肩と心を、いつも優しくほぐしてくれる場所だった。それが、夫の転勤で僻地への引っ越しが決まった瞬間、手の届かない場所になってしまった。
「ヨガのない生活なんて考えられない」
そんな思いから、一人の女性がオンラインでRYT200(全米ヨガアライアンス認定200時間ヨガインストラクター養成講座)を受講することになった。それが、彼女の人生を大きく変える第一歩だった。
3年間のヨガライフが突然の終了危機
田中美穂さん(仮名・35歳)は、都内でマーケティング会社に勤める会社員だった。毎週火曜と金曜の夜7時、職場から徒歩10分のヨガスタジオに通うのが何よりの楽しみだった。
「最初は肩こり解消のつもりだったんです。でも続けているうちに、ヨガの時間が私にとって『自分と向き合う大切な時間』になっていました」
完璧主義で責任感の強い性格の美穂さん。仕事では常に120%の力で取り組み、周りからの期待に応えようと頑張りすぎてしまうタイプだった。そんな彼女にとって、ヨガマットの上は唯一「頑張らなくていい場所」だった。
ところが2023年春、夫の転勤が決まった。転勤先は山間部の小さな町。人口約8,000人、コンビニまで車で20分という環境だった。
「引っ越し先を地図で調べて愕然としました。一番近いヨガスタジオまで車で1時間半。現実的に通えない距離でした」
YouTube動画では物足りない現実
引っ越し後、美穂さんはYouTubeのヨガ動画で練習を続けようと試みた。しかし、3年間スタジオで学んだ身体には、どこか物足りなさが残った。
「動画だと、自分のポーズが正しいのかわからない。特に後屈のポーズで腰が痛くなることがあって、このまま続けていいのか不安になりました」
引っ越しから2ヶ月。ヨガから遠ざかるにつれて、以前の肩こりが戻ってきた。さらに、新しい環境でのストレスも重なり、夜眠れない日が続いた。
「やっぱりヨガが必要」
そう確信した美穂さんは、インターネットでヨガを学ぶ方法を探し始めた。そして出会ったのが、オンラインで受講できるRYT200だった。
「自分だけのヨガを身につけたい」決意の瞬間
最初は「インストラクターになるつもりはない」と思っていた美穂さん。しかし、RYT200の内容を調べるうちに、考えが変わっていった。
「ヨガの哲学、解剖学、正しいポーズの取り方...全部学べるなら、もう誰にも頼らずに自分でヨガを続けられる。そう思ったんです」
2023年7月、美穂さんは複数のオンラインヨガスクールを比較検討した。決め手となったのは以下の3つだった:
- 価格の手頃さ(他校の約半額)
- 完全オンライン対応
- 自分のペースで進められるシステム
特に「自分のペースで進められる」という点は、新しい環境に慣れるのに精一杯だった美穂さんにとって重要だった。
武川 未央 ヨガインストラクター美穂さんのように「環境の変化でヨガが続けられなくなった」という相談をよく受けます。実は、こういう「ピンチ」の時こそ、ヨガを深く学ぶチャンスなんです。外側の環境に左右されない、自分の内側にある安定した軸を見つける。それがヨガの本質だと私は思います。
オンライン受講の現実:想像以上の学びと予想外の壁
バスの中でも学習、隙間時間の活用術
受講開始から1週間。美穂さんは自分なりの学習リズムを見つけていた。
「朝5時に起きて1時間、夜寝る前に30分。それに加えて、町への買い物で往復1時間のバスに乗るので、その時間に講義動画を見ていました」
山間部の生活は想像以上に移動時間が長い。しかし、その時間を有効活用できるのがオンライン学習の利点だった。スマートフォンにダウンロードした講義動画は、電波の悪い山道でもスムーズに再生できた。
テキストも充実していた。ヨガ哲学から解剖学まで、初心者にもわかりやすく書かれており、美穂さんは通勤時間だった頃と同じように、集中して学習を進めることができた。
初めてのZoomセッション、緊張の瞬間
受講開始から3週間後。初めてのグループセッションの日がやってきた。Zoomで他の受講生と一緒に実技を行い、講師からフィードバックを受ける時間だった。
「カメラの前でヨガをするなんて初めて。しかも、3年ぶりに誰かに見てもらうポーズ。緊張で手が震えました」
画面に映った自分のダウンドッグを見て、美穂さんは驚いた。思っていた以上に膝が曲がり、肩に力が入っていた。YouTube動画で練習していた3ヶ月間で、知らず知らずのうちに癖がついていたのだ。
しかし、担当講師のmio先生のフィードバックは温かかった。
「『美穂さん、とても丁寧にポーズを取られていますね。膝を少し伸ばして、お尻を天井に向けてみましょう』そんな風に、決してダメ出しではなく、より良くなるためのアドバイスをくださったんです」
学習の壁:解剖学の専門用語に四苦八苦
受講開始から2ヶ月目。美穂さんは解剖学の学習で壁にぶつかった。
「『僧帽筋』『菱形筋』『前鋸筋』...筋肉の名前を覚えるだけで精一杯。それがヨガのポーズとどう関係するのか、最初は全然わからなくて」
完璧主義の美穂さんは、理解できない部分があると先に進めない性格だった。解剖学のテキストを何度も読み返し、ノートに図を描いて覚えようとした。
そんな時、LINEサポートを活用した。疑問点を送ると、24時間以内に丁寧な回答が返ってきた。
「『筋肉の名前を完璧に覚える必要はありません。まずは、この筋肉が働くとこんな動きができる、ということを体感してみてください』というアドバイスをいただいて、気持ちが楽になりました」
転機:3ヶ月目の「腑に落ちる瞬間」
受講開始から3ヶ月が経った頃、美穂さんに大きな変化が起きた。ヨガ哲学の学習で「アヒムサ(非暴力)」について学んでいた時のことだった。
「アヒムサは他人に対してだけでなく、自分に対しても優しくあること。完璧にできない自分を責めるのも、一種の暴力なんだと気づいたんです」
その瞬間、美穂さんの学習スタイルが変わった。「完璧に理解しなければ」というプレッシャーから解放され、「今日は昨日より少しわかった」という小さな成長を大切にするようになった。
すると不思議なことに、解剖学の内容も自然に頭に入ってくるようになった。筋肉の名前より、実際にポーズを取った時の身体の感覚を大切にするようになったからだった。
最後のセッション:自信につながった講師の言葉
6ヶ月の受講期間を経て、最後のグループセッションの日がやってきた。美穂さんは5分間のヨガクラスを実際に指導する課題に挑戦した。
「最初は『私なんかが人にヨガを教えられるの?』と思っていました。でも、mio先生が『美穂さんの優しい声と丁寧な誘導で、とてもリラックスできました』と言ってくださって...」
その時、美穂さんの中で何かが変わった。「ヨガを教える」ということは、完璧なポーズを見せることではなく、参加者が安心してヨガを楽しめる空間を作ることなのだと理解した。
武川 未央 ヨガインストラクター美穂さんのような体験は珍しくありません。RYT200を通じて、多くの方が「ヨガを教える=完璧なポーズ」という固定観念から解放されます。大切なのは、参加者一人ひとりが「今日の自分」と向き合える時間を提供すること。美穂さんの優しさこそが、最高の指導力なんです。
卒業後の展開:地域でヨガイベント開催への挑戦
「この町にもヨガを」という新たな使命感
RYT200を修了した美穂さんに、新たな目標が生まれた。自分と同じように、ヨガをやりたくても環境がない人たちに、ヨガを届けたいという気持ちだった。
「町の人たちと話していると、『昔ヨガやってみたかった』『テレビで見たことあるけど難しそう』という声をよく聞くんです。だったら、私が橋渡しになれるかもしれないと思って」
美穂さんは町の公民館に相談し、月1回のヨガ体験イベントを企画した。参加費は500円、定員10名の小さなイベントだが、準備には1ヶ月をかけた。
初回のイベントには、60代から80代までの女性8名が参加した。全員ヨガ初心者だったが、椅子を使ったヨガや呼吸法を中心としたプログラムで、全員が最後まで楽しく参加できた。
「『久しぶりに体が軽くなった』『来月も参加したい』と言ってもらえて、本当に嬉しかったです。RYT200で学んだことが、こんな形で活かせるなんて思いもしませんでした」
他の受講生たちの声:多様な背景、共通する成長
美穂さんと同じようにオンラインでRYT200を受講した人たちからも、様々な体験談が寄せられている。
- 「全くの初心者から始めたのでいろいろな不安がありましたが、使いやすいシステムと、しっかり要点をおさえた講座内容なので、短期間でこなす事ができました」(30代・会社員)
- 「大人になってからのお勉強がこんなに楽しいとは思いませんでした。mio先生は明るく元気でいつも私の指標となりました」(40代・主婦)
- 「沖縄合宿に参加させていただきました。オーシャンビューのレッスン会場や、ビーチヨガで癒され、先生の人柄もとても魅力的で大満足でした」(20代・フリーター)
特に印象的なのは、受講生の多くが「初心者」からスタートしているという点だ。ヨガ経験の有無に関わらず、それぞれのペースで学習を進め、最終的には自信を持ってヨガを指導できるレベルまで成長している。
子育て中のママも無理なく受講
2歳の子どもを育てながら受講した田村さん(仮名・32歳)の体験も興味深い。
「子どもの昼寝時間や夜寝た後に少しずつ進めました。動画講義は一時停止できるので、子どもが起きても大丈夫。自分のペースで学べるのが本当にありがたかった」
田村さんは現在、地域の子育て支援センターで月2回、親子ヨガのクラスを担当している。RYT200で学んだ知識を活かし、産後の身体に配慮したプログラムを提供している。
オンラインRYT200受講を成功させる5つのステップ
美穂さんや他の受講生の体験から見えてきた、オンライン受講を成功させるためのポイントを整理してみよう。
ステップ1:学習環境の整備(所要時間:1週間)
まず重要なのは、集中して学習できる環境を作ることだ。
- ヨガマットを敷けるスペース(畳2畳分程度)
- 安定したインターネット環境
- スマートフォンまたはタブレット(動画視聴用)
- 学習時間の確保(週10-15時間が目安)
美穂さんの場合、朝の1時間と夜の30分、さらに移動時間を活用することで、無理なく学習時間を確保できた。
ステップ2:基礎知識の習得(1-2ヶ月)
ヨガの基本的な考え方とポーズの基礎を学ぶ期間。この段階では「完璧を求めない」ことが重要だ。
- ヨガ哲学の基本概念
- 基本的なアーサナ(ポーズ)
- 呼吸法の基礎
- 解剖学の入門
ステップ3:実技練習の深化(2-3ヶ月)
Zoomセッションを活用して、実際にポーズを取りながら学ぶ段階。講師からのフィードバックを積極的に受け入れることが成長のカギとなる。
ステップ4:指導スキルの習得(1-2ヶ月)
クラス構成やティーチングスキルを学ぶ段階。最初は緊張するが、練習を重ねることで自信がついてくる。
ステップ5:実践とフィードバック(継続)
実際に指導を行い、経験を積む段階。美穂さんのように地域でのイベント開催や、田村さんのように子育て支援センターでの活動など、様々な形で実践できる。
武川 未央 ヨガインストラクターオンライン受講の最大のメリットは「自分のペース」で学べることです。でも、それは「一人で頑張る」という意味ではありません。疑問があれば遠慮なく質問し、セッションでは積極的に参加する。オンラインだからこそ、能動的な学習姿勢が大切になります。
シークエンス!ヨガアカデミー:美穂さんが選んだスクール
美穂さんが受講したシークエンス!ヨガアカデミーは、完全オンライン対応のRYT200取得スクールとして注目を集めている。
3つの特徴
1. 自分のペースで学習可能
動画講義は24時間いつでも視聴可能。忙しい社会人や子育て中の方でも、隙間時間を活用して学習を進められる。
2. 充実したサポート体制
LINEでの質問サポートに加え、定期的なZoomセッションで講師から直接指導を受けられる。
3. 実践重視のカリキュラム
理論だけでなく、実際に指導できるスキルまで身につけることを重視。卒業後すぐに活動を始められる実力が身につく。
受講料も他校と比較して手頃で、分割払いにも対応している。美穂さんのように「ヨガを続けたい」という純粋な気持ちから始めた人でも、最終的にはインストラクターとして活動できるレベルまで成長できるプログラムとなっている。
よくある質問
Q1: ヨガ未経験でもRYT200は取得できますか?
A: はい、可能です。受講生の約60%がヨガ未経験者からスタートしています。基礎から段階的に学べるカリキュラムになっており、美穂さんのように3年の経験者も、全くの初心者も同じペースで成長できます。重要なのは「学ぶ意欲」と「継続する気持ち」です。
Q2: オンライン受講だけで本当にインストラクターになれますか?
A: なれます。ただし「動画を見るだけ」では不十分です。定期的なZoomセッションで実際にポーズを確認してもらい、フィードバックを受けることが重要。卒業生の約70%が資格取得後1年以内に何らかの形でヨガ指導を始めています。
Q3: 仕事や育児と両立できる学習量ですか?
A: 週10-15時間程度の学習時間が目安です。美穂さんは朝1時間+夜30分+移動時間で確保し、子育て中の田村さんは昼寝時間と夜の時間を活用しました。動画は一時停止・巻き戻しが可能なので、中断しても問題ありません。
Q4: 受講期間中にわからないことがあったらどうすればいいですか?
A: LINEサポートで24時間以内に回答が得られます。美穂さんも解剖学で悩んだ際に活用し、「筋肉名を完璧に覚える必要はない」というアドバイスで気持ちが楽になりました。また、Zoomセッション時にも質問できます。
Q5: 地方在住でもヨガインストラクターとして活動できますか?
A: むしろ地方の方が需要があることも多いです。美穂さんのように公民館でのイベント開催や、田村さんのような子育て支援センターでの活動など、地域密着型の活動が可能。オンラインレッスンも併用すれば、全国の生徒さんに指導できます。
まとめ:環境の変化を成長のチャンスに
美穂さんの体験談から見えてくるのは、「制約こそが新たな可能性を開く」ということだ。僻地への引っ越しという一見マイナスの出来事が、結果的に彼女をヨガインストラクターへの道に導いた。
重要なポイントは以下の3つ:
- 完璧を求めすぎない:美穂さんも最初は完璧主義で苦しんだが、ヨガ哲学を学ぶ中で「今の自分を受け入れる」ことを覚えた
- 自分のペースを大切にする:オンライン学習の最大のメリットを活かし、生活リズムに合わせて学習を継続
- 学んだことを実践する:知識を得るだけでなく、地域でのイベント開催という形で実際に活用
武川 未央 ヨガインストラクター美穂さんの物語は、ヨガの本質を表していると思います。ヨガは外側の環境に左右されない、内側の安定した軸を見つけること。彼女は引っ越しという変化を通じて、本当の意味でヨガと出会ったの可能性があります。そして今、その学びを地域の人たちに分かち合っている。これこそがヨガの精神です。
あなたも今、何らかの「制約」を感じているかもしれない。時間がない、環境が整わない、年齢が気になる...。でも美穂さんの体験が教えてくれるのは、そうした制約こそが新たな扉を開くきっかけになるということだ。
ヨガを深く学びたいという気持ちがあるなら、まずは一歩踏み出してみる。オンラインという新しい学習スタイルが、あなたの人生に新たな可能性をもたらすかもしれない。
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