「体が硬いし、ヨガなんて無理」「働きながら資格なんて取れるわけない」。そう思っていませんか?
実は私も同じでした。30代になって肩こりがひどくなり、「何か運動しなきゃ」と思いつつも、「ヨガは柔らかい人がやるもの」だと勝手に決めつけていました。
でも今回お話を伺った薮井裕子さんは、そんな私と同じような状況から、毎週土日8時間×3ヶ月という短期集中でRYT200を取得されました。「正直、辛かった」と笑いながら話す彼女の体験談には、働く大人がヨガと向き合う現実がありました。
「近いから」で選んだスクールが運命を変えた
薮井さんは都内在住の30代会社員。平日は朝9時から夜7時まで働く、どこにでもいるような忙しいOLでした。
「SANCTUARYの会員だったんです。そこでOREO YOGA ACADEMYの募集を知って。正直、他のスクールと比較検討とかはしませんでした。自宅から近くて通いやすい、それだけが理由です」
なんとも現実的な理由です。でも、この「近さ」が後に彼女の継続を支える重要な要素になりました。
2019年10月、土日コースがスタート。毎週土曜・日曜の朝10時から夕方6時まで、8時間みっちりとヨガ漬けの生活が始まりました。
「最初の1ヶ月は本当に大変でした。平日の疲れが残ったまま土曜日を迎えて、体がガチガチなんです。周りの受講生は私よりずっと柔らかくて、『私、場違いかも』って思いました」
彼女が通ったコースは午前中が座学、午後が実技という構成。解剖学、ヨガ哲学、指導法を学んだ後、実際にアーサナ(ポーズ)の練習をする流れでした。
1ヶ月目:「私にはムリかも」の壁
特に最初の4週間は、体の硬さが大きな壁として立ちはだかりました。
「前屈で床に手がつかないのは当たり前。三角のポーズで手が膝にしか届かない。周りの人たちが当たり前にできることが、私にはできませんでした」
でも、ここで彼女を支えたのが担任講師のAIさんの存在でした。
「AIさんは私の体の硬さを見て、『大丈夫、私も最初はそうでした』って言ってくれたんです。そして、私専用のバリエーションを教えてくれました。ブロックを使ったり、壁を使ったり。『完璧にやらなくていい、今のあなたにできることをやりましょう』って」
2ヶ月目:小さな変化に気づく
8週目頃から、薮井さんに小さな変化が現れ始めました。
「朝起きた時の体の感覚が変わったんです。肩の力が抜けている感じ。それまでは朝から肩がこっていたのに、『あれ?』って思いました」
この時期、彼女は平日の夜にも自主練習を始めました。といっても、10分程度の簡単なストレッチです。
「授業で習った太陽礼拝を、ゆっくりやってみました。最初は3回が限界でしたが、だんだん5回、7回とできるようになって。数を数えることで、集中できるようになったんです」
3ヶ月目:「教える」ことの難しさを知る
最後の1ヶ月は、実際に指導練習が始まりました。これが一番の難関でした。
「ポーズができることと、教えることは全く別物でした。『右足を前に』って言いながら、自分は左足を出してしまったり。頭が混乱して、何を言ってるのかわからなくなりました」
ここでも担任制の良さが発揮されました。AIさんは薮井さんの苦手な部分を把握しており、個別にアドバイスをくれました。
「『まず自分の体で確認してから、生徒さんに伝える』というコツを教えてもらいました。慌てなくていい、ゆっくりでいいからって。そうしたら、少しずつ落ち着いて話せるようになったんです」
猪子 眞由 ヨガインストラクター薮井さんのような「体が硬い」と感じている方は、実は指導者として大きな強みを持っています。私のクラスにも、バレエ経験者の方がいましたが、最初は「体が硬い人の気持ちがわからない」と悩んでいました。でも薮井さんのように、自分が苦労した分、同じ悩みを持つ生徒さんの気持ちに寄り添えるんです。体の硬さは欠点ではなく、共感力という才能だと私は思います。
毎週8時間の現実|「辛かった」の本音
薮井さんは正直に「辛かった」と話します。その理由を詳しく聞いてみました。
「毎週土日8時間って、想像以上に体力を使います。午前中の座学で頭を使って、午後は体を動かして。夕方6時に終わる頃には、もうヘトヘトでした」
特に大変だったのは、平日の仕事との両立でした。
「金曜日の夜は早く寝ようと思うんですが、仕事が残っていると結局遅くなって。土曜日の朝、寝不足でスタジオに向かうことも多かったです。そんな状態で8時間の授業を受けるのは、正直きつかったです」
それでも続けられた理由を聞くと、意外な答えが返ってきました。
「午前と午後でメリハリがあったからです。午前中にしっかり知識を学んで、午後は体を動かす。飽きることがなかったんです。それと、AIさんがいつも『今日もお疲れ様でした』って声をかけてくれて。それが嬉しくて、また来週も頑張ろうって思えました」
少人数制だから質問しやすい環境
薮井さんのクラスは8名という少人数制でした。これが大きなメリットになったといいます。
「大人数だったら、絶対に質問できませんでした。『こんな基本的なこと聞いていいのかな』って遠慮してしまうと思います。でも8人だと、みんな家族みたいな雰囲気になって。『私もそれ聞きたかった』って言い合えるようになりました」
実際、彼女は毎回2〜3個の質問をしていたそうです。
「『このポーズ、膝が痛くなるんですが』とか、『呼吸のタイミングがわからない』とか。AIさんは必ず実際にやって見せてくれました。『薮井さんの場合は、ここをこうすると楽になりますよ』って、私専用のアドバイスをくれるんです」
担任講師AIさんの指導法|「褒める」ことの力
薮井さんが最も印象に残っているのは、担任講師のAIさんの指導スタイルでした。
「常に笑顔で、些細なことでも褒めてくれるんです。『今日は昨日より前屈が深くなりましたね』とか、『呼吸が安定してきました』とか。私は褒められて伸びるタイプなので、すごく嬉しかったです」
特に印象的だったエピソードがあります。
「7週目の授業で、初めて鳩のポーズができたんです。といっても、完璧じゃなくて、足がちょっと上がっただけ。でもAIさんは『すごい!できましたね!』って、本当に嬉しそうに言ってくれて。その時、『私にもできるんだ』って思えたんです」
実体験に基づく指導の説得力
AIさんの指導で特に良かったのは、実体験を交えた説明だったといいます。
「『私も最初は前屈で床に手がつきませんでした』とか、『この呼吸法で不眠症が改善しました』とか。教科書的な説明じゃなくて、リアルな体験談を話してくれるので、すごく説得力がありました」
また、受講生同士の一体感を作るのも上手だったそうです。
「『みんなで一緒に成長していきましょう』っていう雰囲気を作ってくれました。競争じゃなくて、協力。誰かができないポーズがあると、みんなで応援するような空気になっていました」
他の受講生たちの体験|多様な背景、共通する想い
薮井さん以外の受講生の体験も興味深いものでした。同じスクールでも、異なる受講スタイルを選んだM.Kさんの声を聞いてみましょう。
M.Kさん|オンライン×対面のハイブリッド受講
M.Kさんは短期集中コースを選択。オンライン講座をメインに、最後の2日間だけ対面で受講するスタイルでした。
「仕事が忙しくなることがわかっていたので、自分のペースで学べるオンラインを選びました。でも最後は実際に先生に見てもらいたくて、対面を選択しました」
M.Kさんが特に評価していたのは、オンライン講座の柔軟性でした。
「一時停止や巻き戻しができるのが最大のメリットでした。聞き逃した部分を何度でも確認できるし、自分の理解度に合わせて進められました。朝6時から勉強したり、夜遅くにやったり、本当に自由でした」
一方で、対面の2日間では新たな発見がありました。
「眞由先生に実際にポーズを見てもらって、『ここをもう少し意識してみて』って言われた瞬間、体の使い方がガラッと変わったんです。オンラインでは気づけなかった細かい部分を修正してもらえました」
共通する「変化への期待」
薮井さんとM.Kさん、受講スタイルは違いましたが、共通する想いがありました。
- 「ヨガをもっと深く知りたい」(両者共通)
- 「自分のペースで続けられる方法を見つけたい」(M.Kさん)
- 「仲間と一緒に成長したい」(薮井さん)
そして両者とも、資格取得後に「ヨガがもっと楽しくなった」と話しています。
RYT200短期集中を成功させる5つのステップ
薮井さんとM.Kさんの体験から見えてきた、短期集中でRYT200を取得するためのポイントをまとめました。
ステップ1:現実的なスケジュール設定
まず重要なのは、自分の生活パターンを正直に見つめることです。
「平日は絶対に時間が取れない」なら土日集中型、「毎日少しずつなら可能」ならオンライン型を選びましょう。薮井さんのように「近さ」を重視するのも現実的な判断です。
ステップ2:体調管理を最優先に
短期集中は体力勝負の側面があります。特に土日8時間コースの場合、平日の疲れを引きずらない工夫が必要です。
- 金曜日は早めに帰宅する
- 土曜日の朝食は軽めに
- 授業中の水分補給を怠らない
- 日曜日の夜は早めに休む
ステップ3:「完璧」を手放す
薮井さんが学んだ最も大切なことは、「完璧にやらなくていい」ということでした。
「最初は『みんなについていかなきゃ』って焦っていました。でも、自分のペースで、自分にできることをやればいいんだって気づいてから、すごく楽になりました」
ステップ4:積極的な質問・交流
少人数制のメリットを最大限活用するには、遠慮は禁物です。
- わからないことはその場で質問
- 他の受講生の質問も自分の学びにする
- 休憩時間も積極的にコミュニケーション
ステップ5:日常への取り入れ
週2回の授業だけでなく、平日の隙間時間も活用しましょう。M.Kさんのように朝6時から、薮井さんのように夜10分でも構いません。
猪子 眞由 ヨガインストラクター短期集中の成功の鍵は「継続可能な無理のなさ」です。私が指導している中で感じるのは、「頑張りすぎる人」ほど途中で燃え尽きてしまうこと。薮井さんのように「辛かった」と正直に話せる人の方が、実は長続きします。完璧を目指さず、今日の自分を受け入れることから始めてみてください。
薮井さんが学んだOREO YOGA ACADEMYの特徴
薮井さんの体験を通じて見えてきた、OREO YOGA ACADEMYの特徴をご紹介します。
担任制による個別サポート
最も印象的だったのは、担任制によるきめ細かいサポートでした。AIさんのように、一人ひとりの特徴を把握し、個別にアドバイスできる体制が整っています。
「8人という少人数だからこそ、私の苦手な部分や得意な部分を先生が覚えていてくれました。『薮井さんは前屈が苦手だから、このバリエーションを試してみましょう』って、私専用のアドバイスをもらえたんです」
実践重視のカリキュラム
午前の座学、午後の実技というメリハリのあるカリキュラムも特徴的です。理論だけでなく、実際に体を動かす時間がしっかり確保されています。
また、指導練習の時間も豊富に設けられており、「教える」ことの難しさと楽しさを実感できます。
柔軟な受講システム
M.Kさんの体験からもわかるように、オンラインと対面を組み合わせた柔軟な受講が可能です。ライフスタイルに合わせて選択できるのは大きなメリットです。
よくある質問
Q1. 体が硬くても短期集中でついていけますか?
薮井さんの体験が証明しているように、体の硬さは問題ありません。むしろ、短期集中だからこそ、個別のサポートを受けやすいといえます。担任制により、あなたの体の特徴に合わせたバリエーションを教えてもらえます。重要なのは「完璧を目指さない」こと。今の自分にできることから始めれば、3ヶ月で確実に変化を感じられます。
Q2. 仕事との両立は現実的に可能でしょうか?
薮井さんは平日フルタイム勤務でしたが、土日コースで資格取得に成功しています。ポイントは「完璧な準備を求めない」こと。金曜日に残業があっても、土曜日に寝不足でも、授業に参加することを優先しましょう。体調管理は大切ですが、「今日はコンディションが悪いから休む」を繰り返すと継続が困難になります。
Q3. オンラインだけで本当にインストラクターになれますか?
M.Kさんのようにオンライン中心でも資格取得は可能ですが、最低限の対面指導は受けることをおすすめします。ポーズの細かい修正や、実際の指導練習は対面でないと難しい部分があります。多くのスクールでは、オンライン受講者向けに対面補講を用意しています。完全オンラインより、ハイブリッド型を選ぶのが現実的です。
Q4. 短期集中と長期コース、どちらがおすすめですか?
薮井さんは「早く資格取得したい方にはおすすめ」と話していますが、これには条件があります。短期集中が向いているのは:①明確な目標がある人、②集中力を維持できる人、③体力に自信がある人。逆に、じっくり学びたい人や、仕事が不規則な人は長期コースの方が安心です。重要なのは、自分のライフスタイルと性格を正直に分析することです。
Q5. 費用対効果は短期集中の方が良いのでしょうか?
短期集中は確かに早く資格が取得でき、スタジオ使用料などの面で費用を抑えられる場合があります。しかし、重要なのは「継続できるかどうか」です。薮井さんは「辛かった」と正直に話していますが、それでも続けられたのは少人数制のサポートがあったから。費用だけでなく、サポート体制や自分の性格も含めて判断することが大切です。途中で挫折してしまえば、どんなに安いコースでも意味がありません。
まとめ|「辛かった」からこそ見えた成長
薮井さんの体験談から見えてきたのは、短期集中でのRYT200取得は決して楽な道ではないということです。毎週土日8時間×3ヶ月は、確かに体力的にも精神的にもハードでした。
でも、だからこそ得られたものがあります。
まず、「完璧を求めなくていい」という気づき。体が硬くても、ポーズが完璧でなくても、自分なりのヨガがあることを学びました。
次に、「仲間と一緒に成長する喜び」。少人数制だからこそ生まれた一体感は、一人では得られない貴重な体験でした。
そして何より、「継続することの力」。辛い時期を乗り越えたからこそ、自分に自信が持てるようになりました。
猪子 眞由 ヨガインストラクター薮井さんのような体験をされる方は多いです。「辛かった」と正直に話せる人ほど、実は大きく成長しています。ヨガは競争ではありません。昨日の自分と今日の自分を比べて、小さな変化を喜ぶことから始めてみてください。あなたのペースで、あなたらしいヨガを見つけていきましょう。その一歩を踏み出す勇気があれば、きっと素晴らしい変化が待っています。
もし、あなたも「体が硬いから」「時間がないから」と諦めそうになっているなら、薮井さんの体験を思い出してください。完璧である必要はありません。今の自分から始めて、少しずつ変化していけばいいのです。
短期集中でのRYT200取得は確かにハードな道のりですが、その分、得られる達成感と成長は格別です。あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか?
関連記事
こちらの記事もおすすめです。






