言葉の壁で見えなくなった、自分の体
「主人の転勤でアメリカに来て2年。毎日ジムのヨガクラスに通っているのに、なぜかモヤモヤする」
そう話すのは、M.Kさん(30代前半)。夫の駐在に帯同してカリフォルニアに移住した元商社勤務の女性です。日本では週2回のヨガスタジオに3年通い、「ヨガが生活の一部」だった彼女が、なぜアメリカでヨガに迷いを感じるようになったのでしょうか。
「アメリカのヨガクラスって、説明がすごくあっさりしてるんです。『Warrior One』『Hold for 5 breaths』みたいに。日本だと『右足のかかとを軸に、左足の土踏まずに体重を...』って丁寧に教えてくれたじゃないですか」
言葉の壁もありました。ヨガの専門用語は英語でも難しく、「Engage your core」と言われても、どの程度「コアを使う」のか感覚がつかめない。周りのアメリカ人は当然のように美しいポーズを取っているのに、自分だけが取り残されているような気持ちになったそうです。
「鏡で見た自分のダウンドッグ、膝がすごく曲がってて。でも先生は『Good!』って言うんです。本当にこれで合ってるの?って不安になりました」
3ヶ月間、毎晩ネットで調べては閉じてを繰り返した日々
M.Kさんがヨガの資格取得を考え始めたのは、そんな疑問が積み重なった結果でした。
「最初は『アーサナの正しいやり方』をネットで調べるだけだったんです。でも調べれば調べるほど、ヨガ哲学とか解剖学とか、知らないことがたくさんあることに気づいて」
夫が帰宅する夜9時以降、一人でパソコンに向かう時間が増えました。RYT200の情報サイトを開いては「でも通学は無理」と閉じて、オンライン講座を見つけては「本当に身につくのかな」と不安になる。そんな日が3ヶ月ほど続いたそうです。
決定打となったのは、ある日のヨガクラスでの出来事でした。
「ツイストのポーズで腰に違和感があったんです。でも先生に英語で説明する自信がなくて、結局何も言えずに終わった。家に帰って『これじゃダメだ』って思いました」
時差を味方にした、朝6時からの学習スタイル
数あるオンライン講座の中で、M.KさんがOREO YOGA ACADEMYを選んだ理由は明確でした。
「時差があるから、リアルタイムの授業は絶対無理。でもOREOは動画で自分のペースで学べて、さらに1対1のセッションもある。これなら私でもできるかもって思ったんです」
カリフォルニアと日本の時差は17時間(サマータイム時は16時間)。この時差を逆手に取って、M.Kさんは独自の学習リズムを作り上げました。
「朝6時に起きて、夫が出社する8時まで動画を見る。これが私の『ヨガ大学』の時間になりました。静かだし、頭もスッキリしてるし、集中できるんです」
最初の1週間は、基礎的なアーサナの動画から始めました。日本語での丁寧な説明に、M.Kさんは安堵したそうです。
「『骨盤を立てて』『坐骨で座る』って、久しぶりに聞いた日本語の指示でした。ああ、これこれ!って思いました。動画だから何度も巻き戻して確認できるのも良かった」
初回Zoomセッションで直面した現実
動画学習を2週間続けた後、いよいよ1対1のZoomセッションの日がやってきました。M.Kさんにとって、これが最初の大きな壁でした。
「カメラの前でダウンドッグをやったとき、先生に『膝が曲がってますね』って言われて。やっぱり間違ってたんだって、恥ずかしくて顔が熱くなりました」
でも、講師の対応は M.Kさんの予想とは違いました。
「『大丈夫ですよ、みんな最初はそうです』って優しく言ってくれて。『手の位置をこうして、足はこの角度で』って、画面越しでも細かく教えてくれたんです」
30分のセッション後、M.Kさんはすぐにジムのヨガクラスで習ったことを試してみました。
「翌日のクラスで、教わった通りにダウンドッグをやったら、『今日は少し安定してるかも』って実感があったんです。たった1回のセッションで、こんなに変わるんだって驚きました」
福田 舞 ヨガインストラクター海外在住の方は、M.Kさんのような体験をされる方が多いです。私の生徒にも、イギリス在住の方がいました。『現地のクラスは説明が少なくて不安』と相談されたんです。オンラインの個人セッションでは、一人ひとりの体の特徴を見ながら、日本語で丁寧にアライメントを調整できます。画面越しでも、肩の高さや骨盤の傾きは十分確認できるんですよ。
3回目のセッション:「途中で止まっても大丈夫」の一言で変わった意識
学習開始から6週目、3回目のZoomセッションで、M.Kさんは大きな転機を迎えます。この日のテーマは「インストラクションの実践」でした。
「太陽礼拝のインストラクションを実際にやってみましょうって言われて。もう緊張で手が震えました。人にヨガを教えるなんて、考えたこともなかったから」
案の定、M.Kさんは途中で言葉に詰まってしまいました。「えーっと、次は...」と沈黙が続く中、講師からかけられた言葉が彼女を救いました。
「『途中で止まっても大丈夫です。ご自身のペースで行ってください』って言われて、すごく楽になったんです。完璧じゃなくていいんだって」
この体験が、M.Kさんのヨガに対する考え方を根本から変えました。
「今まで『正しいポーズを取らなきゃ』って思ってたけど、それよりも『今の自分を受け入れる』ことの方が大切なんだって気づいたんです」
学習3ヶ月目:アメリカでの日常が変わり始めた
RYT200の学習を始めて3ヶ月。M.Kさんの日常に、小さな変化が現れ始めました。
"ジムのヨガクラスで、隣の人が苦しそうにポーズを取ってるのを見て、自然に『大丈夫ですか?』って声をかけてたんです。前の私だったら、絶対できなかった"
ヨガ哲学の学習も、M.Kさんの心境に大きな影響を与えました。特に「アヒムサ(非暴力)」の概念は、自分自身との向き合い方を変えるきっかけになったそうです。
"自分に対する暴力って、完璧を求めすぎることなんだって分かったんです。アメリカに来てから『英語が下手』『友達がいない』って自分を責めてばかりいたけど、それもアヒムサに反してるんだって"
最終課題:シークエンス動画の提出で見えた成長
RYT200の最終課題は、15分間のヨガシークエンス動画を自分で撮影して提出することでした。M.Kさんにとって、これが最大の挑戦でした。
"カメラの前で一人でヨガを教えるなんて、最初は絶対無理だと思ってました。でも、3ヶ月間学んできたことを思い出しながら、『今日は肩の力を抜いて』『呼吸を大切に』って、自然に言葉が出てきたんです"
撮影は5回やり直しました。でも、M.Kさんは「完璧でなくても良い」ということを学んでいたので、6回目で満足のいく動画を撮ることができました。
"講師の方からのフィードバックで『M.Kさんの優しい声と丁寧な説明で、安心してヨガができました』って書かれてて。泣きそうになりました"
他の受講生たちの多様な体験
M.Kさんのような海外在住者だけでなく、様々な環境の受講生がオンラインでRYT200を取得しています。
地方移住がきっかけとなったケース
関東から地方に移住した受講生は、こう話します:
"一番近いヨガ教室まで車で1時間半。3年通っていたヨガをやめるのが嫌で、RYT200のオンライン講座に申し込みました。今では地元でヨガ体験イベントを開催する準備をしています"
子育て中のママのケース
2児の母である受講生からは、こんな声も:
- "子どもが昼寝している間や、夜寝た後に動画を見ました。価格が安いのも助かった"(30代・主婦)
- "自分に自信がついて、ヨガに対する姿勢が変わりました。精神的にも助けられています"(30代・会社員)
初心者からのスタート
ヨガ経験がほとんどない状態から始めた受講生も多くいます:
"全くの初心者でしたが、使いやすいシステムと分かりやすい講座内容で、短期間で修了できました。今はRYT500も受講中です"
共通しているのは、皆が「自分のペースで学べる」ことの価値を実感していることです。オンラインだからこそ、それぞれの生活環境に合わせて学習を続けることができ、結果として資格取得まで到達できたのです。
オンラインでRYT200を取得する具体的なステップ
M.Kさんや他の受講生の体験を踏まえ、オンラインでRYT200を効果的に取得するための具体的なステップをご紹介します。
ステップ1:学習環境を整える(開始前〜1週目)
成功の鍵は「継続できる環境作り」にあります。M.Kさんのように、決まった時間に集中できるスペースを確保しましょう。
- ヨガマット1枚分のスペース確保
- 動画視聴用のデバイス設置
- 毎日同じ時間帯での学習習慣作り
ステップ2:基礎動画で土台作り(1〜4週目)
いきなり難しいポーズに挑戦せず、基本的なアライメントから丁寧に学習します。この期間で重要なのは「正しい理解」です。
"動画を一時停止して、鏡で自分のポーズをチェックする習慣をつけました。最初は面倒でしたが、これが後々すごく役に立ちました"(受講生の声)
ステップ3:個人セッションで実践力向上(5〜8週目)
オンライン学習の最大の特徴は、1対1のフィードバックを受けられることです。M.Kさんのように、ここで大きな成長を実感する受講生が多くいます。
ステップ4:インストラクション練習(9〜10週目)
学んだ知識を「人に伝える」段階です。最初は緊張しますが、講師の温かいサポートで徐々に慣れていきます。
ステップ5:最終課題と資格申請(11〜12週目)
シークエンス動画の作成と提出、そして全米ヨガアライアンスへの申請手続きを行います。
福田 舞 ヨガインストラクターオンライン学習で最も大切なのは「自分を責めないこと」です。私の生徒で、仕事が忙しくて2週間動画を見られなかった方がいました。『もうダメかも』と落ち込んでいたんですが、『大丈夫、自分のペースで』とお伝えしたら、その後しっかり追いついて無事修了されました。完璧を求めず、継続することが一番重要なんです。
M.Kさんが学んだスクールの特徴
M.Kさんが受講したOREO YOGA ACADEMYは、オンライン専門のRYT200養成スクールとして、海外在住者や忙しい社会人から高い評価を得ています。
時差を考慮した学習システム
全ての講座が動画形式で提供されているため、世界中どこからでも自分の都合の良い時間に学習できます。M.Kさんのように時差のある海外在住者にとって、これは大きなメリットです。
個別指導の充実
1対1のZoomセッションでは、一人ひとりの体の特徴や理解度に合わせた指導を受けられます。画面越しでも、経験豊富な講師が細かいアライメントの調整をサポートします。
継続的なサポート体制
LINEでの質問対応や、全米ヨガアライアンスへの申請サポートまで、受講期間中だけでなく資格取得後も継続的にフォローしてもらえます。
"今でも時々、ヨガについて質問をLINEで送ることがあります。いつも丁寧に答えてくれるので、とても心強いです"
よくある質問
Q: オンラインだけで本当にインストラクターになれますか?
A: はい、可能です。ただし「動画を見るだけ」では不十分です。M.Kさんが受講したスクールでは、週1回のZoomセッションで実際にポーズを見てもらい、個別にフィードバックをもらえます。実際に、受講生の約70%が資格取得後1年以内にインストラクターとしての活動を始めています。重要なのは、オンラインでも質の高い個別指導を受けられるスクールを選ぶことです。
Q: 海外在住でも全米ヨガアライアンスに登録できますか?
A: もちろん可能です。全米ヨガアライアンスは国際的な組織なので、世界中どこからでもオンラインで登録申請ができます。M.Kさんもカリフォルニアから問題なく申請し、RYT200の資格を取得しました。必要なのは英語での申請書類作成ですが、多くのスクールでサポートを受けられます。申請費用は115ドルで、クレジットカードでの支払いが可能です。
Q: 時差があっても個別セッションは受けられますか?
A: 多くのオンラインスクールでは、時差を考慮したフレキシブルなスケジューリングが可能です。M.Kさんの場合、カリフォルニア時間の夕方(日本時間の午前中)にセッションを受けていました。事前に講師と相談して、お互いに都合の良い時間帯を見つけることができます。また、録画での課題提出も活用すれば、リアルタイムでのやり取りが難しい場合でも学習を進められます。
Q: 英語力に不安がありますが、日本のオンラインスクールで学んだ知識は海外でも通用しますか?
A: 十分に通用します。ヨガのポーズ名や基本的な解剖学用語は世界共通で、日本語で深く理解したことは英語環境でも活かせます。M.Kさんも「日本語でしっかり学んだおかげで、アメリカのクラスでも自信を持ってポーズを取れるようになった」と話しています。むしろ、母国語で基礎をしっかり固めることで、より深い理解が可能になります。
Q: オンライン学習でモチベーションを維持するコツは?
A: 最も効果的なのは「小さな目標設定」と「記録の習慣」です。M.Kさんは毎朝6時からの2時間を「ヨガ大学の時間」と決めて、学習ノートに「今日学んだこと」「気づいたこと」を3行で記録していました。また、月1回のZoomセッションを楽しみにすることで、それまでの期間も集中して学習を続けられたそうです。完璧を求めず、継続することを最優先に考えることが成功の秘訣です。
まとめ:あなたも始められる、新しいヨガの学び方
M.Kさんの体験から見えてくるのは、オンラインでのRYT200取得が単なる資格取得以上の価値を持つということです。言葉の壁や地理的な制約を乗り越えて、自分のペースで深く学べる環境は、多くの人にとって新しい可能性を開いています。
重要なポイントは3つです。まず、完璧を求めすぎないこと。M.Kさんも最初は不安でしたが、「途中で止まっても大丈夫」という講師の言葉で肩の力が抜けました。次に、継続できる環境を作ること。毎日決まった時間に学習する習慣が、3ヶ月後の大きな成長につながりました。そして最後に、一人で悩まずサポートを活用すること。オンラインでも質の高い個別指導を受けることで、確実にスキルアップできます。
福田 舞 ヨガインストラクターM.Kさんのような海外在住の方だけでなく、地方在住の方、子育て中の方、お仕事が忙しい方も、オンラインなら必ず自分に合った学び方が見つかります。私がいつも生徒さんにお伝えしているのは「今日より少しだけ、昨日の自分を超えられれば十分」ということ。完璧なヨガインストラクターを目指すのではなく、あなたらしい指導者になることを大切にしてくださいね。
あなたも、M.Kさんのように新しい一歩を踏み出してみませんか?世界中どこにいても、いつからでも、ヨガの学びは始められます。
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